1948-04-02 第2回国会 参議院 治安及び地方制度委員会 第8号
消防組織法が前の國會において成立いたしましてから、内事局におきましては、それが移管の準備に著手いたして、先ず官設消防につきましては、これを市町村に移管し、且つ道府縣ではその主管部を警察から引離しまして、總務部に主管替えをいたしまして、即ち警察から分離獨立する態勢を、逐次消防組織法の施行前におきましても整えて參つたのであります。
消防組織法が前の國會において成立いたしましてから、内事局におきましては、それが移管の準備に著手いたして、先ず官設消防につきましては、これを市町村に移管し、且つ道府縣ではその主管部を警察から引離しまして、總務部に主管替えをいたしまして、即ち警察から分離獨立する態勢を、逐次消防組織法の施行前におきましても整えて參つたのであります。
本案の要旨を簡單に申上げますと、消防法案は、政府提出の消防組織法案と一體となつて消防の完璧を期さんとするものでありまして、消防組織法案と同樣に、警察制度の根本的改革に伴い、消防を警察より分離獨立せしむることとなつたので、ここに提案した次第であります。
○庄司一郎君 ただいま議題と相なりました仙臺市に東北證券取引所を設置されたき旨の請願でございますが、きわめて簡單に要項を申し上げるならば、證券の民主化運動に即應して、東北六縣のあらゆる農漁山村の殖産工業の勃興とともに、また今後新たに新設される諸會社はもとより、即設の會社にして分離獨立する傾向にある會社等においても、その證券、その株式が、東北六縣農漁山村にあまねく普遍化し、普及化する、證券の社會化、證券
從來の消防制度と本案との相違のおもなる點を申し述べますと、第一に消防という概念は從來警察の概念の中に包含しておりまして、從つて消防制度は警察制度の一部門でありましたのを、今囘消防の概念を警察より分離獨立せしめ、從つて消防制度を警察制度より分離せんとするものであります。
おのおのが分離獨立した廳舍を持ちたいという要求もあります。從いまして、新たに廳舎を建設する、或いは他の營造物を買うというようなこと、或いは又實際警察の足であり手であるところの自動車、或いは通信施設というものを新らしく考えまするときには、その經費は實に莫大に上ると思います。
それがもしも不幸にしてこの傳統と歴史とを一擧に失い、京都特別市の分離、獨立をみるにいたりました曉には、山城は府の飛地となつて、丹波丹後等との地理的なつながりを斷ち切られ、この三つの國を一つのまとまつた府縣として自治を行つていくには、幾多の障害を生ずるのであります。