1989-12-07 第116回国会 参議院 内閣委員会 第5号
そして労働組合に対する分裂攻撃、そしてどこの組合に入っているかということによる差別、その差別というのは昇給昇格あるいは配転にまで響く、こういうたくさんの事実を私は訴えを受けております。そういうふうなことはないと断言できるか、あるいはそのようなことが仮にこれまであっても今後はないように努力するというふうに約束できるかどうか、これは明確にお答え願いたいと思います。
そして労働組合に対する分裂攻撃、そしてどこの組合に入っているかということによる差別、その差別というのは昇給昇格あるいは配転にまで響く、こういうたくさんの事実を私は訴えを受けております。そういうふうなことはないと断言できるか、あるいはそのようなことが仮にこれまであっても今後はないように努力するというふうに約束できるかどうか、これは明確にお答え願いたいと思います。
新東洋ガラス、これはやはり分裂攻撃、組合活動に対する支配、介入という問題です。これは地労委の問題でやっています。日本硝子株式会社、これまた分裂、組合に対する差別の問題。それから住友重機工業株式会社で、全造船のこれは浦賀分会ですか、これも有名なところで、やはり差別です、先ほど申し上げました賃金差別も含めまして。これは都労委でやっています。
私は、この問題は、過去にさかのぼりますと非常に根深い会社の分裂攻撃やあるいは日航労組に対する差別攻撃、あるいは会社の気に入らない人は外地まで飛ばす。元日航労組委員長は、九年間、カラチやカイロや、それから現在ナイロビまで飛ばされ、まだ戻されていません。こういうふうな労働組合政策を直ちに改め、謙虚な気持で安全の問題を労働組合と率直に話し合うべきだ、かように考えているわけです。
健康と権利を守るということでそれぞれ関係者が努力をされておるわけでありますけれども、昭和三十七年でありますか、池田内閣の当時の高度経済成長政策とともに予算が大型化し、税収がどんどんワクを広げてくる、それに伴ってこの全国税労働組合に対する当局の分裂攻撃、こういったことがたいへん問題になりました。
そこでもう一つは、全相銀の福島の大東相銀の組合の関係ですけれども、これもやはり分裂攻撃が重点になっておりまして、静岡と同じような問題が起きておると思うのですけれども、これもやはり不当労働行為に対する、いわゆる分裂攻撃に対する組合の抗議その他を安易にするために使用者側が警察を利用しておる、こういうふうに考えられる点もあると思いますから、これは実際私たちも調査しているわけではないですが、そういうことがないようにひとつ