2003-02-26 第156回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第3号
同じような意味で、単一機能の分業社会ではなくて、多面的機能が統合している社会というイメージを豊かな社会の中で求めていただきたいと思います。何事も人にお任せするような社会ではなくて、手づくり能力を訓練していくというぐらいの社会の仕組みであってほしいと思います。命が枯れていくような少子高齢化社会ではなくて、絶えず次から次にと新しい命が輝く社会であってほしいと思っております。
同じような意味で、単一機能の分業社会ではなくて、多面的機能が統合している社会というイメージを豊かな社会の中で求めていただきたいと思います。何事も人にお任せするような社会ではなくて、手づくり能力を訓練していくというぐらいの社会の仕組みであってほしいと思います。命が枯れていくような少子高齢化社会ではなくて、絶えず次から次にと新しい命が輝く社会であってほしいと思っております。
本調査会でも三歳児神話に合理的根拠なしと繰り返し述べられましたが、性別の役割分業社会を切りかえていく必要があります。 また、長時間労働のもとに置かれている男性の家庭責任はどうなっているでしょうか。
家庭生活における活動と他の活動の両立ということで、役割分業社会の象徴的な箇所であるかもしれませんけれども、「男女共同参画社会の形成は、家族を構成する男女が、相互の協力と社会の支援の下に、子の養育、家族の介護その他の家庭生活における活動について家族の一員としての役割を円滑に果たし、かつ、当該活動以外の活動を行うことができるようにすることを旨として、行われなければならない。」
○松浪委員 いずれにいたしましても、この法律をつくって、そして役割分業社会というものの理解を深めていく必要がありますし、本当に男女が平等で開かれた社会にするということを心から望みたい、こういうふうに思っておるわけでございます。
ですから、そういう言葉で、何かそれが技術であるがごとく称するということは、私は余り的確な意味ではないと思うのですね、分業社会になってしまっているわけですから。そういう意味において、今後もう一回それは考えていただく必要があるのではないか。皆さんもそういう現場を見てみたらいいと思うのですよ。何が単純で何が技術なのか。
だから、単純とか技術と言うけれども、今のこの分業社会における機械産業は、言うならばすべてが単純になってきている。あなた方の仕事自身もだんだんと、例えば登記所で謄本を出すのは、言うなら技術なんてない、写してそのまま出すだけで、一つの単純労働になってきてしまった。そこに知恵を生かすとかテクニックを必要とするということにはならない。
もう少し自由化を広い考え方、概念でつかめば、将来は国際の分業、社会主義も資本主義もみなひっくるめて大きな意味の自由化ということは言えるかもしれませんが、当面しておる、現在問題になっておる自由化はそういう意味でありますから、そういう点でやはり中間階級というものを圧迫する要素になります。この点はちょっと矛盾しているのではないかということです。
豊作か不作かということ、貿易の盛衰、インフレ、デフレはもちろんでありますけれども、そういうものが均衡破壊の原因であり、従って分業社会においては失業が出るのですから、失業そのものの発生というものは、これはどんなにやっても絶対に避けることはできない。