2019-03-20 第198回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
特に、土手は、先人たちは非常に知恵を絞ってつくられたんだろうと思いますが、土手の中心にはいわゆる刃金というのがございます。最近の重機あるいはランマー等を使ってはできないであろうという、昔の方々が土を少しずつ入れながら、丸太か何かで突きながら刃金をつくったんだろうと思いますが、それを残して工事をするということを多々やっておられます。
特に、土手は、先人たちは非常に知恵を絞ってつくられたんだろうと思いますが、土手の中心にはいわゆる刃金というのがございます。最近の重機あるいはランマー等を使ってはできないであろうという、昔の方々が土を少しずつ入れながら、丸太か何かで突きながら刃金をつくったんだろうと思いますが、それを残して工事をするということを多々やっておられます。
昔の人の技術というものは立派でございまして、あの真ん中を非常に固めた、刃金というんですか、という工法でやっておられるんだろうと思いますけれども、もう一つの上の池は、私の家の屋根よりまだ堤防は高いところがございます。
刃金土を使ってないのです。そういう復旧をあのときにしておる。それが五十一年にも吹っ飛び、そして今回も飛んでおるのですね。先ほど江田さんからも改良復旧を原則にしてもらいたいという話があったのですが、原形復旧、改良復旧しても下流の拡幅が、改修ができなければ同じことを繰り返すわけです。十五年たって百五十メーターということで、金がないからということで済ますのか。
したがいまして、とりあえずクラックの入っているところを十分に前刃金で被覆いたしまして、とりあえず池のほうからの漏水を押えるような形にして、水をためて、漏水の状況によってはその後の措置をとっていくというふうな二段がまえのものも出るかと思いますが、大体そういうふうな方向で、今後緊急を要するものについては措置していきたい。
そうして一律にこれは中心刃金式例えば平和池と同じような構造のものでございます。今アメリカ等においてはそういうものは実は三十年くらい前の古いタイプなのです。もつと科学的にやれば、相当の岩盤で、数十メートル行つても達しないような川の上にも立派なゾーンタイプのダムができるというような、そこまで技術が進んでいる。そうしてそういう技術的の工事の施行方法もやる必要があるのです。