1964-06-10 第46回国会 参議院 法務委員会 第31号
○政府委員(江口俊男君) 刃物追放運動の趣旨なり限界は、おっしゃるとおりでございまして、そのことで暴力団等がわざわざ買い求めた刃物を提出してくるというようなことはないと思います。
○政府委員(江口俊男君) 刃物追放運動の趣旨なり限界は、おっしゃるとおりでございまして、そのことで暴力団等がわざわざ買い求めた刃物を提出してくるというようなことはないと思います。
○稲葉誠一君 刃物追放運動を続けてやっていくのはいいのですが、具体的にどう進んでいるかというのですよ。たとえば、東京都でも何か「刃物をもたない東京都推進本部」というのをやったのだけれども、これは解散しちゃったというじゃないですか。三十五年できて、何か一年間やって解散しちゃった。ほんとうですか、これは。
○稲葉誠一君 いまの点は、いずれこれはもうこの法案の中心の問題になるところですから、ゆっくりやりますが、そこでゆっくり別にやるわけですが、そうすると、いままでこうした刃物の問題で刃物追放道動というのをやってきましたね。それは具体的にどういうふうにやってどういうふうになったのですか。
○賀屋国務大臣 いま昭和三十六年の閣議決定につきお話がございましたが、その第一の一の1「刃物追放運動のような国民運動を推進する」これも法制ではございますが、鉄砲刀剣類の取り締まり規則ができました。直接にはそれは法制でございますが、それらに関する論議等によって、国民の間にこういういわゆる凶器中の性質の悪いもの、この取り締まりが大事である、こういう考え方も相当に広がってきたと思うのであります。
(拍手)もっとも、先ほども申し述べました通り、昨年末の刃物追放運動が画期的な効果を上げ得ましたことをあわせ考えますと、今回も同様、民間の理解と協力を必要とすること、また論を待ちません。
これも肥後守と名を打っておるのですが、いわゆる刃物追放運動によって刃物にならないよ、こういうことだと思うのです。まるくして鉛筆だける削るようにしておる。こういう苦心を払っておるわけです。
治安当局は治安当局の立場があろうと思いますが、それに伴って受けておる零細企業の危機といいますか、こういうものに対して、どういうような援護、救済の対策を具体的に考えておられるか、あるいはこういった試作(実物を示す)なんかをやる場合のめんどうを、どの程度見てやるというおつもりなのか、あるいはこの刃物追放運動に関連し、業界を指導監督する事業所管省としての立場から、どのように考えておるか等々のことについてお
そういう現状からして、刃物追放ということは、あれは性質が違いますから社会的な問題になりますけれども、人命のとうとさという点からいったら、その数百倍も犠牲を出しておるこの問題が、まず国民の世論となって現われてきたのは当然でありますが、それがマンネリズムになっておることは非常に残念である。しかし私ども政治を担当する者としては、これは見のがすことのできない大きな問題であります。
なお、最後に私が申し述べておきたいと存じますことは、わが党におきましても、最近の治安状況にかんがみまして、昨年来、犯罪防止基本対策要綱の策定に努め、ようやくその最終的な具体案の決定を見たのでございまするが、今後これに基づきまして、わが党においてもそれぞれ関係法案の立案を考えるべきものであると考えまして、その暴力排除の一環として、さきに治安当局において、刃物追放運動を推進せられました。