1983-10-06 第100回国会 衆議院 科学技術委員会 第1号
あなた方は、原子力船の母港さえ着工すれば、後は野となれ山となれということで、東京でお住まいになってのうのうと暮らせるかもしれませんが、これらの漁民は、海から追われたときあすはどこへ行くかということを考えると、昆布とり二日や三日の諸君は、それは出面取りでもあるいは出稼ぎでも、まだいいでしょう。
あなた方は、原子力船の母港さえ着工すれば、後は野となれ山となれということで、東京でお住まいになってのうのうと暮らせるかもしれませんが、これらの漁民は、海から追われたときあすはどこへ行くかということを考えると、昆布とり二日や三日の諸君は、それは出面取りでもあるいは出稼ぎでも、まだいいでしょう。
それから審議機関は、北海道の労働者の言葉で言えば、出面取りというのがありますがね。ただここに席を並べて、ぼくみたいにこういうべちゃくちゃとしゃべる人ばかりおらぬ。これは結局審議会等においては憎まれるのですね、あいつがよけいなことをしゃべるからと。しかし、それは発言しなければ帰らずというぐらいの原則を持った人を入れなければ私はいけないと思いますね。そういう審議会そのものの運営。
それじゃ、出かせぎの位置づけということになると、これは農林省のほうになるのだが、課長が来ておりますから農林省のほうに参考までに聞きたいのですが、統計的に見て、昔は出かせぎというのは、北海道では出面取りといったのだが、ほんの小づかい取りぐらいなものだったが、いまの農業所得と農外所得の関係とを少しお聞かせ願えませんか。
北海道の場合出面取りといって昔からあったし、出かせぎというのはいま始まったことじゃなくて、昭和初年からあったのですが、いま私が話そうとするのは、いわば冬場の労働力のはけ口を出かせぎに求めているということなんで、そういうところにある程度しぼりたいのですが、その人数——大体大まかなところでけっこうです、あとでこまかい資料はもらいますから。
ほとんど食うや食わずで、辛うじて出面取りをして食っておるというものが非常に多いのです。これはただいま、いろいろ不振地区の解消等について御方針を述べられましたが、全く入植条件が整わないまま入植させざるを得なかった事情は了としますけれども、その結果こういうことになっておるのだと思います。