1961-10-27 第39回国会 衆議院 大蔵委員会 第11号
○辻原委員 そういたしますと、私がお尋ねいたしましたのは、原料アルコールに対する出荷規制の認可はもうすでに行なったのではないかという質問をしたのですが、それはまだだということですか。
○辻原委員 そういたしますと、私がお尋ねいたしましたのは、原料アルコールに対する出荷規制の認可はもうすでに行なったのではないかという質問をしたのですが、それはまだだということですか。
○堀委員 そこでさっきのお話で、合成酒が売れないもう一つの点は名称と味だ、こういうことにあるようだ、ところが内部的に見ると、…荷規制で過去のシェアが固定をしておるということになると、もし合成酒の名前が変っても、米がふえても、この出荷規制の問題の中に非常に根本的な問題があるのじゃないかと私は思っておるわけです。
○上田説明員 実は合成酒はしょうちゅうの製造業者が大部分合成酒を作っておられる関係もありまして、合成酒、しょうちゅうともに実は出荷規制というものをこの八年くらい続けてきております。従いまして、出荷規制は原則として過去のシェアをそのまま続けてやっておりますので、全体が伸びないと、その各人の、大手であろうと、小業者であろうと、全体としての伸びが少ないと同様のような率でしかほとんど伸びない。
○説明員(泉美之松君) これは御説の通りでございますが、現在しょうちゅう及び合成清酒につきましては市況がはなはだ悪いものでございますので、出荷規制を行なっております。
かりにそういうことにでもなりますると、これは現在行われておりまする出荷規制というものは完全に自由競争になって、大も中も小も大きな自由競争の弊害に巻き込まれて、結局は中の方が非常に大きな傷を負う。また大の方の傷も必ずしも浅くはない。こんなふうに考えられるのでありまして、影響は非常に大きい。
それに対しましては、御存じの通りに輸出入取引法によりまして価格の規制なり出荷規制をやっておりまするほかに、輸出貿易管理令でございますか、そういうものによりましていろいろ承認をいたしまして、その承認によって、安売りをやってはいけないというような規制措置をいたしております。
あると思いますが、清酒につきましては、現在この法律による規制のほか、食糧管理法による原料統制ということがありまして、その方の裏づけによってしょうちゅう、合成酒において行われている出荷規制よりもはるかに強い生産規制ですね、それが事実上行われ得るような体制にあるというあたりが、基本的に違う条件ではなかろうか。
○吉国説明員 ただいま規制を実施ししおりまするものの内容を簡単に申し上げますと、出荷規制として実施して知りますものが合成布酒で十二件、これは三十一年中でございます。しょうちゅうが十二件、それから添加用のアルコールが二件、合計で出荷規制としては二十六件を三十一年中に実施をしておるわけです。
○吉国説明員 ただいま御説明申し上げました出荷規制の中で、しょうちゅう十二件と申しましたのがそれでございます。これは毎月規制をやっておりますが、最近におきまして、一年間を通じて規制を実施するように変更いたしましたので、昨年中は十二件というのは、実はしょうちゅうは毎月出ておったので十二件というのでございます。
原料アルコールの方は出荷規制があるからとおっしゃるけれども、しかし原料アルコールを出荷規制をせにゃならぬ理由がどこにあるか。今それを使用して清酒を作ろうというならば、何も清酒業者が原料アルコールとして欲しければ、それは要るだけ渡せばいいので、それを原料アルコールの方で規制する理由はどういうわけですか。
そうして六条のごときは水産用の重油を確保するためには大したことではないという大臣のお話でありますが、しからば法律が成立いたしましたならば、このボイラーに使用する重油以外の重油につきましては、政府は現在やっておるような行政措置と申しましょうか、何か各工場にボイラー以外に使用する重油についても別々に割当標準量のようなものをきめたり、また石油の販売業者に対しましても、何かボイラー用以外の重油についても出荷規制
でこれが出荷規制の問題とか或いは租税の、酒税の納滞という問題というものが相当ある。これは最近酒税の滞納額も相当あるということを言われておりまして、これが相当憂慮されておる、それを今取締る規定としては従来は酒税法の五十一条というのがありまして、これが価格とか出荷量等について或る指示ができる、そういう規定があつたわけなんでございますが、まあこの指示権というものの内容も甚だ明確を欠いておる。
そのときですら消化不良で焼酎などは異常出荷というような事態を起しまして酒税の滞納や脱法を余儀なくされて、遂には出荷規制にまで追込まれたのであります。而もその当時余り量が多くなかつた清酒、合成酒までがこれに引ずられまして、値引販売が起つた生々しい実例があるのであります。