2014-06-04 第186回国会 衆議院 内閣委員会 第22号
しかし、私は、合計特殊出生率そのもの、または出生数そのものを目標として設定して、女性に対して出産を押しつけるかのようなメッセージに捉えられかねないために、特に慎重に議論すべきというふうに思います。
しかし、私は、合計特殊出生率そのもの、または出生数そのものを目標として設定して、女性に対して出産を押しつけるかのようなメッセージに捉えられかねないために、特に慎重に議論すべきというふうに思います。
そこにおいては、出生率や出生数そのものを目標として設定することは、先ほど申し上げましたとおり、女性に対して誤ったメッセージと捉えられかねないため、特に慎重にすべきだという意見が多く出されました。
したがって、今、仕事と子育ての両立ができるような、そういう環境が十分整ったとしても、産む母数そのものが急激に減っているために、出生率は上がっても出生数そのものは増えないというのが日本の人口構造でございます。 ということで、日本の社会は社会的な扶養がこれからますます大きくなって、そして本格的な人口減少時代に突入していくと、そういう時代の中に我々はあるということでございます。
ところが、それがいよいよ三十代後半に入っていきますと、分母の割に子供の数が出てこなくなって、出生数そのものが減り始める。 さらに、この現象は日本だけではありません。韓国、台湾、香港、シンガポールと、かつてアジアNIESと呼ばれた国々は、すべて、日本よりも急激に進む出生率の低下をとめるために苦闘しています。さきに、少子化の原因はアジアの文化の基層に及ぶ問題と考えた理由です。
これは何でこんなふうにしちゃったかというと、私が申し上げたいのは、生まれてきた子供の数、出生数そのものがパネルの十八ですけれども、を九十度下にくっと回転させると十九が出てまいります。十九は、これは人口のピラミッドであります。要するに今まで、今はほとんど死にませんので、生まれてきた子供の形がそのまま来世紀、人口のピラミッドを形づくる、すなわち高齢化社会というのは選択なき社会なんです、人口学的に。