1986-11-26 第107回国会 衆議院 商工委員会 第6号
それから出炭コストの方でございますけれども、大体山によりまして差異がございまして、トン当たり一万五千円から二万数千円というところかと思いますけれども、個々の炭鉱につきましては経理内容にもわたりますので、御説明を差し控えさせていただきたいと思います。
それから出炭コストの方でございますけれども、大体山によりまして差異がございまして、トン当たり一万五千円から二万数千円というところかと思いますけれども、個々の炭鉱につきましては経理内容にもわたりますので、御説明を差し控えさせていただきたいと思います。
それでその原料炭のといいますか、原料炭、一般炭、両方出てくると思いますので、出炭コスト、幾らなのか、上位の五つだけ、依存度の高い方から五つだけ言っていただけませんか。
したがって、どこで採算ベースを見るかということが問題でありますけれども、切り羽なら切り羽先端で採算ベースを見れば、投資関係と出炭コスト、そういうものを計算すれば出てくるわけであります。そういうような計算に立ってこの問題は詰められなければならないと私は思うわけです。これをどう見るかということは今後の北炭夕張の再建にとって非常に重要であると私は判断しておりますから、いま御質問をいたしたわけであります。
したがって、出炭コスト等についてもかなり開きがある。
炭を掘ることについての熱意というものは非常に少なくて、もう気安く第二会社、租鉱権でやって、自分がいいところだけをとって、少し鉱害が多くなる、トン当たりの出炭コストが上がるということになると、みんな切り売りです。しかし、販売権だけは押えてしまう。そのかわり、一切の鉱害はお前がやるんだぞということで、その租鉱区を安くやる。こういう形でやられてきているのが、日本の大手の石炭政策です。
そういうわけでございますから、何も能率であるとか、あるいは価格とおっしゃいましたけれども、おそらくコストの問題でございましょうが、この採炭コストといいましょうか、出炭コストといいましょうか、あるいは山元の操炭原価とでも申しますか、これにはいろいろの要素が作用しております。今申し上げましたような自然的な条件、これがかなり大きく影響しておるわけでございます。
これは毎月々々の炭価のコストを大手炭鉱につきましてはとつておりますが、これがほとんど生産数量の増減に応じて出炭コストが増減しておるようなかつこうになつております状況を見ましても、そういう実情にあるわけでございます。