1984-06-29 第101回国会 参議院 科学技術特別委員会 第10号
これは出力上昇試験等も今後やられると思いますが、自信ございますか。
これは出力上昇試験等も今後やられると思いますが、自信ございますか。
しかも、所定の出力上昇試験等を実施してからでは、発生する核分裂生成物のために、その後の廃炉処理が非常に困難となります。これ以上の糊塗策を積み重ねることは、莫大な浪費の拡大になるばかりでなく、危険なのであります。
平和利用の商業原子力船は、港が結氷する国での砕氷船は別として、遠い将来にわたり実現性のないことが国際的にも明らかになっている現在、それでも進め進めと言って我が国が「むつ」の出力上昇試験等によりデータを得ることにそれほどこだわるのはなぜでしょうか。これは、そのデータをもとにして、将来原子力潜水艦を初めとした軍艦の建造に対応できるようにしようとしているものと判断するほかはありません。
商業用原子力船の実現性の見通しもないのに、メンツにこだわって出力上昇試験等を実施するだけのために、今後六百億円もの大金を投じて関根浜に新港を建設するがごときは正気のさたとは言えず、放射性廃棄物処理や廃炉技術の未確立なままに試験を強行することによる危険と費用の増大を国民が容認するはずもありません。自民党科学技術部会の方々も、賢明にも廃船の方針とお聞きしております。
しかも、所定の出力上昇試験等を実施してからでは、発生する核分裂生成物のためにその後の廃炉処理が非常に困難となります。これ以上の糊塗策を積み重ねることは、莫大な浪費の拡大になるばかりでなく、危険なのであります。
このグループでの試験につきましては、これは臨界あるいは出力上昇試験の前段階でその準備のためにそういったグループでのテストと申しますか、そういうようなことをやるわけでございまして、これは、ただいま理事長の申しましたように、出力上昇試験の一環ということになりますので、そういった臨界、出力上昇試験等をどこで実施するか、これについてはまだ決まっておりませんが、それらが決まった時点で、それを実施する前段の準備
○倉本参考人 先ほど、この仕様書の中で、それぞれ官庁検査等を行う項目等ございますが、これらは今度の工事の契約に直接かかわるものについての検査、試験でございまして、この工事が終わった以降において行うことになっております出力上昇試験等は、今回の工事の契約の中には含まれておらないのでございます。
なお今後も、その維持管理につきましては十分努めてまいるつもりでございまして、現在の維持管理を続けていっておりますれば、今後行います臨界試験、出力上昇試験等実験航海にも十分たえ得るというぐあいに確信を持っております。 〔岸田委員長代理退席、委員長着席〕
○関委員 そうしますと、長官は、これを大湊に入れてそうして出力上昇試験等も大湊で行う、あるいはそれはまた別として関根の浜ができるまでは係留するだけなのだ、どうお考えです。
○関委員 そうしますと、もし機能試験や出力上昇試験等もおやりになるということで話が調うならば、この港を機能回復しなければならなくなりますね。そこまで考えておられるんですか。
今後は、修理を終えた「むつ」を新定係港へ回航した後、出力上昇試験等を行い、原子力船の研究開発に必要なデータ、経験を取得する等、実験船として最大限に活用していく考えであります。 また、国費の効率的使用につきましては、十分に配慮していきますとともに、議決の趣旨の徹底につきまして一層努力するよう、日本原子力船研究開発事業団を指導してまいる所存であります。
○参考人(倉本昌昭君) 実験航海と申しますのは、これはその中でいろいろ試験をやりますので、これにつきましては具体的にどういうことを実験航海でやるかということにつきましては、出力上昇試験等が終わりましてからその辺は出てくると思いますし、また実験航海としてどの海域をどういうぐあいに走るかということについては今後検討をしていかなければならないと思いますが、オット・ハーン等の例から考えますと、オット・ハーン
仮定の議論をされたわけでございますが、特に新定係港がございませんと、先ほど安全局長からも御説明申し上げましたように、出力上昇試験等ができないわけでございますので、これはもう基本的な事項でございますので、私どもといたしましては、何としても新定係港を設置をしなければならないという立場にあるわけでございます。
これは定係港におきましては、先生御承知のように出力上昇試験等を行うわけでございますので、そういう趣旨からも、まず修理をして、それから定係港を探すという方が、回り道のように見えても結局は早いのではないかというのが政府の判断でございまして、そういう理由で同時並行的ではなくて、修理港をまず決めて、引き続き定係港を決める手順を選んだということでございます。
科学技術庁と運輸省は、五十一年六月に、修理港における原子力船「むつ」の安全性等の説明に対する質問事項に対する回答の中で、原子力船「むつ」の開発の意義についての項で、「むつ」の開発を継続し、今後十ヵ年間をかけて改修、出力上昇試験等を行うと書いてあるのであります。
○政府委員(山野正登君) 修理港で三年間の修業を終えました後、新しい定係港におきまして約一年間出力上昇試験等所要の試験を終えまして、五年目から実験航海に就航できるというふうに考えております。
○山野政府委員 私どもは、実はスケジュールが全くなしでやっておるというふうには考えていないのでございまして、遮蔽改修、総点検につきましては、三年間でもってこれを終了し、修理港が選定されました時点で、すぐに定係港の選定に入っておりますので、その遮蔽改修が済むまでには定係港は当然決まっておるであろうということで、三年たちました後は、定係港に回航して、ここで約一年間を費やしまして出力上昇試験等を行い、その
その後、四十五年に船体の艤装工事は終了いたしましたが、これに引き続きまして、原子炉の艤装工事、燃料の装荷、あるいは出力上昇試験等を経て実験航海をする必要があったわけでございますが、これらをいたしますためには、さらに四年間延長して五十年度末まで計画完遂期間を要するというふうに判断したために、四年間の延長をお願いしたわけでございます。
それで、佐世保になるかどうかは別といたしまして、修理港における三年間を含めまして、今後十年間どういうふうな作業をしていくかということでございますが、まず「むつ」の安全性の総点検と遮蔽の改修のために三年間、それからこれに引き続きます出力上昇試験等に一年間、さらにその後に引き続きます実験航海は、第一次の実験航海といたしまして三年間、それから第二次の実験航海として二年間、最後にこれら成果の取りまとめ、並びにその
それから出力上昇試験等々ございますけれども、その間におきましても、両省庁の連携関係を十分に保っていく、それは両省庁のみならず、事業団も含めてそういう組織をつくっていきたいと考えておるところでございますが、まだ具体的なところまでは進んでおりません。
この圧力容器を搭載しましてからいわゆる艤装を行ないまして、そうして燃料をいよいよ装入する、こういうことに今後相なると思いますが、燃料を装入しました段階からさらに低出力運転実験、それから出力上昇試験等を経まして、おそらくは来年あたりには早ければ試験運転に入るというようなことではなかろうかと予想いたしております。