1982-07-06 第96回国会 参議院 内閣委員会 第12号
昭和五十五年四月一日、出光興産徳山製油所接触水添脱硫装置反応塔爆発。五十五年四月二十二日、旭化成工業水島製造所アンモニアドラム・アンモニア合成塔火災。五十五年五月二十日、日本エラストマー大分工場合成ゴムプラントのブタジエン蒸留塔爆発。五十五年十月二日、昭和四日市石油四日市製油所潤滑油製造装置火災。五十五年十月二十二日、三菱油化鹿島事業所安全弁の火災。
昭和五十五年四月一日、出光興産徳山製油所接触水添脱硫装置反応塔爆発。五十五年四月二十二日、旭化成工業水島製造所アンモニアドラム・アンモニア合成塔火災。五十五年五月二十日、日本エラストマー大分工場合成ゴムプラントのブタジエン蒸留塔爆発。五十五年十月二日、昭和四日市石油四日市製油所潤滑油製造装置火災。五十五年十月二十二日、三菱油化鹿島事業所安全弁の火災。
それは、今日まで残念ながら数度にわたって事故を起こし、しかも本年四月一日に山口県徳山市にある出光興産徳山製油所、ここの爆発事故を中心に今後の対応、対策を問いただしてみたいと思うのです。 私はこの四月十四日、国会の会期中でありましたけれども、駆け足で現地の調査に行ってまいりました。
まず、四十七年の二月の十五日出光興産徳山製油所、これが事故を起こしておる。中毒二名。六月十三日は丸善石油千葉製油所、これは酸欠失神四名の被害です。六月二十二日三井石油化学千葉工場酸欠死亡一名、四月三十日日本合成ゴム四日市工場、七月九日三井東圧化学、九月二十九日日本エタノール四日市工場、これはまあ幸いにも人的被害はありませんでしたけれども、一時間も燃え続けておった、こういうことですね。
次に、周南地区工業整備特別地域を調査いたしましたが、同地域は徳山、防府、下松、光、柳井の五市、南陽町ほか三町一村をもって構成し、特に徳山南陽地区においては、出光興産徳山製油所をはじめ近代的石油化学コンビナートの形成は着々と進み、また最近、日新製鋼周南製鋼所等近代重工業が完成いたしまして、飛躍的発展が見られます。
次は、徳山下松港及び岩国港でありますが、御承知のごとく昭和二十六年に徳山下松港が、同二十七年に岩国港が重要港湾の指定を受けて以来港勢が著しく伸展し、前者は出光興産徳山製油所、日本石油下松製油所、後者は三井石油化学、日本鉱業等が好立地条件を利して工場を建設し、石油港、産業関連港として従来の面目を一新し、新たに時代の脚光を受けるに至ったのであります。