2011-12-01 第179回国会 参議院 法務委員会 第6号
それから、専門性の向上という点についてでございますけれども、従来から、当局の方では保護観察所で覚せい剤事犯者の処遇プログラムを現実に行っておりまして、その過程で必要な処遇技法に関する研修を実施するなどして、処遇に当たる保護観察官について一定の専門性は確保してきたところでありますけれども、さらに、二十四年度からは国家公務員採用試験の専門職試験の一つとして法務省専門職員(人間科学)採用試験が新設されることになっておりまして
それから、専門性の向上という点についてでございますけれども、従来から、当局の方では保護観察所で覚せい剤事犯者の処遇プログラムを現実に行っておりまして、その過程で必要な処遇技法に関する研修を実施するなどして、処遇に当たる保護観察官について一定の専門性は確保してきたところでありますけれども、さらに、二十四年度からは国家公務員採用試験の専門職試験の一つとして法務省専門職員(人間科学)採用試験が新設されることになっておりまして
そうした言わば処遇能力というものを強化するということは、現在も保護観察官に対していろんな法総研、法務総合研究所における研修も行っておりますし、また、保護局でも重大事犯、再犯事件とか少年事件とか覚せい剤事件などのテーマを絞った研究会も実施をいたしておるわけでございますけれども、今後は新任保護観察官の研修期間を、これまで一年でございましたが二年に延ばしたり、あるいは処遇技法に関する科目を増やすなど、研修体系
さらに、適当な住居がない出所者を引き受けている更生保護施設におきましても同様の就職支援活動を実施しておりますほか、これらの人たちが円滑に仕事につけるよう、社会適応訓練等の処遇技法を用いるなどして、その就職を援助いたしております。
そういう観点から、一つには、個々の受刑者の特性に応じた個別的な処遇計画を作成する、個別担任制を導入する、そういったことで処遇の個別化を推進すること、二つ目には、個別面接とか各種の処遇技法を用いた指導を実施する、あるいは職業訓練を受講する期間を多く与えるというようなことで、処遇内容、方法につきまして多様化を図る、そういう体制を整えているところでございます。
それはそれなりに効果があるというふうに認識しておりますけれども、矯正処遇の場合は完璧ということはございませんので、いつも現状に甘んずることなく、今後とも、一つとしては処遇類型別指導というのがあるわけですが、これも犯罪者の行動面や犯罪に至った要因に着目しまして、同じ類型に属する者を集団として編成して効果的な指導をねらいとするものですが、そういった処遇類型別指導の充実強化とかあるいは新しい処遇技法の導入
いろいろあると思うのですよ、処遇技法の開発であるとか研修の実施であるとか、国が本来行わなければいけないことに対応する更生保護施設というのは。ぜひ、先ほどの支援が最良であるという大臣の御答弁ではございますけれども、本来国がやらなければいけないことで考えれば、やはり国立の更生保護会というのも検討の視野に入るべきであると私は申し上げておきたいと思います。