2007-11-27 第168回国会 参議院 環境委員会 第5号
○川田龍平君 六ケ所の再処理工場の設計の基となったフランスのラアーグ再処理工場周辺では、小児白血病が高い率で発生している調査報告が出ています。日本は水俣病を経験していますが、そこから一体何を学ぶのかということだと思います。大臣は医師であります。この事実を知っているかどうか。 そして、世界の放射能管理がどのような政府機関に管理されているかについても問題意識を持ってほしいと思っています。
○川田龍平君 六ケ所の再処理工場の設計の基となったフランスのラアーグ再処理工場周辺では、小児白血病が高い率で発生している調査報告が出ています。日本は水俣病を経験していますが、そこから一体何を学ぶのかということだと思います。大臣は医師であります。この事実を知っているかどうか。 そして、世界の放射能管理がどのような政府機関に管理されているかについても問題意識を持ってほしいと思っています。
○加藤修一君 こういう関連で有名なのはイギリスの原発関係の施設周辺で白血病の多発が見られるとか、あるいはフランスのラアーグ核再処理工場周辺地域に若年層で白血病が多く発生している、そういう話がございます。
○加藤修一君 時間がございませんので最後になりますけれども、先ほど申し上げましたラアーグ再処理工場周辺の放射能汚染の関係です。 医学統計誌、スタティスティックス・イン・メディスン、これは一九七八年から九二年の間に発病した小児白血病の割合を調査したものでありますけれども、この中には、工場周辺十キロ圏内で通常の二・八倍の発病率が観察された。
そこで、日本が再処理を委託しているフランスでも、再処理工場周辺では小児白血病の発生率が三倍と医学誌に報告されています。ちょっとデータがはっきりしないのできのう通告レクのときに失礼いたしましたが、海岸の水から通常の千七百万倍の放射能。
ですから、外国では再処理工場周辺での放射線障害が問題になってきているところもあって、もちろん非常に線量が多かったという問題はありますよ、ラァーグとかセラフィールドとかあるわけですが、やはりこの点は、私は、科学技術庁としても長期にわたる測定と健康調査、こういうものをきちっと進めていくという姿勢は国の方もとるべきだと思いますが、どうですか。
ですから、これはひとつ科学技術庁として本当に真剣な取り組みをしないと、フランスのそういう再処理工場周辺におきましても、マスコミが言っておりますけれども、白血病がふえておるとかいろいろなことが、その因果関係がはっきりしないということもまた一面では言われているわけでございますが、心配な点があるわけです。したがって、ひとつ真剣な取り組みを強く要求いたしておきます。
○説明員(結城章夫君) イギリスのセラフィールド再処理工場周辺の小児の白血病の問題でございますが、これは昭和五十八年十一月にイギリスのテレビ局で取り上げられて以来、いろいろと報道がなされておるものでございます。この点につきましては、イギリスにおきまして政府が中心となっていろいろと調査を進めておりまして、幾つかの報告書が作成されております。
新聞報道などによりますと、イギリスのセラフィールド再処理工場周辺において幾つかの訴訟の動きがあることは承知しておりますが、地元の方々の中で大きな反対運動が起きているということではないというふうに承知しております。 それから、フランスのラ・アーグの再処理工場周辺におきましてでございますけれども、これは特に目立った反対運動はないというふうに聞いております。
英国といたしましては、現在拡張工事に関して再処理工場周辺の公聴会をしておるからもう少し待ってくれないかというのが一つの理由でございました。
パンフレットは、ただいまのお話のように若干舌足らずの面も多うございますが、私どもの再処理工場周辺の約二キロメートル地点における公衆被曝量の計算値は、御指摘のとおり三十二ミリレムになっておるわけでございます。この三十二ミリレムは、私どもは全身被曝線量というふうに、これはお話のとおり、そういう表現をしておるわけでございます。
○西田国務大臣 この再処理工場周辺の放射能の監視体制につきまして御心配があるわけでございますが、これは先生よく御承知のとおり、原子炉等の規制法によりまして設置者が安全性の保持について義務づけられておることは御承知のとおりでありまして、十分これは信頼できると思うのでございますけれども、しかしながら地元住民の方々の御心配ということもよく気持ちはわかります。
しかし、この請願の内容を見ますと、「大量の放射能をふくむ使用済燃料(死の灰)の取扱いによって、原子燃料再処理工場周辺は汚染されるため、この周辺は一般地域開発は殆んど不可能となり、村の発展は期待出来ない。」こういうのが請願の趣旨の中にあるわけなんですよ。