2005-02-18 第162回国会 衆議院 予算委員会 第15号
困難性の問題とあわせまして、商業炉の発電コストから、これは、一回使い切りの直接処分の軽水炉に比べて、再処理によるプルサーマル利用のコストの方が二倍も高くて採算が合わないという問題などありますが、昨年八月に出しました質問主意書に対する答弁書でも、八〇年代初めから九つの調査報告で、再処理の方が直接処分より原発による電力コストがそれぞれ二、三倍高いということを認めた上で、これら資料を参考に検討して再処理—リサイクル路線
困難性の問題とあわせまして、商業炉の発電コストから、これは、一回使い切りの直接処分の軽水炉に比べて、再処理によるプルサーマル利用のコストの方が二倍も高くて採算が合わないという問題などありますが、昨年八月に出しました質問主意書に対する答弁書でも、八〇年代初めから九つの調査報告で、再処理の方が直接処分より原発による電力コストがそれぞれ二、三倍高いということを認めた上で、これら資料を参考に検討して再処理—リサイクル路線
使用済み燃料については、いわゆるワンススルーといった使い捨て路線をとっているアメリカのような国と、我が国のように再処理リサイクル路線をとっている国がありますが、その選択についてはもっと柔軟に対応すべきと考えます。 使用済み燃料が資源的な観点から価値があるものならば、資源の少ない我が国としては、それを有効に使っていくことは意義のあることと思います。
○川田政府委員 まず、基本的な考え方でございますが、我が国はエネルギーの長期的な安定供給の確保、使用済み燃料に含まれる放射性廃棄物の処理、処分に伴う環境負荷の軽減の側面などから、再処理リサイクル路線をとってきておるところでございます。 プルトニウムの利用効率の観点からは、高速増殖炉による利用が理想的ではありますが、高速増殖炉の開発に今後かなりの時間を要することが考えられております。
経済性最優先主義でいくならば、それは再処理はしばらくやめて、しばらくたってからやろうというような考え方はもちろんあり得ると私は思いますけれども、私は先ほど来この席で申し上げておりますことは、それはそれで無視できないわけでございますが、他方において、やはり原子力というのは本来どういう姿で利用していくべきかというものがあるべきなんであって、それが原子力の科学的原理に根差していることですから、そういう意味で、再処理リサイクル路線
○岡部三郎君 先ほど鈴木先生は、軽水炉で濃縮ウランを利用するいわゆる通常の原子力発電ばかりでなくて、やはり使用済み燃料を再処理してプルトニウムを利用するいわゆる再処理リサイクル路線とでも申しましょうか、そういうことを進めるべきだというお話がございましたが、その際にやはりプルトニウムという物質が私どもにはいま一つよくわからない。
ちなみに西ドイツは、イギリス及びフランスに再処理を委託することによりまして、再処理リサイクル路線は堅持する方針と承知しておるところでございます。