2008-05-13 第169回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
このため、有識者会議の報告書は、処分逃れ対策の一環といたしまして、事業所の廃止届の提出を事前届出としたり、監査中は事業所の廃止届を提出できないようにする仕組みの導入も検討することが必要であるという提言をしておりました。介護保険部会も、こうした報告書の考え方を妥当としておるところでございます。
このため、有識者会議の報告書は、処分逃れ対策の一環といたしまして、事業所の廃止届の提出を事前届出としたり、監査中は事業所の廃止届を提出できないようにする仕組みの導入も検討することが必要であるという提言をしておりました。介護保険部会も、こうした報告書の考え方を妥当としておるところでございます。
三つ目のテーマは、不正事業者による処分逃れ対策について議論をいたしました。 コムスンが、指定取り消しの対象となった事業所について、その処分前に廃止届を提出したため、指定権者が事業所に対する取り消し処分を行うことができないという実態がございました。
法令遵守等の業務管理体制整備の義務づけ、事業者の本部等に対する立入検査権の創設、不正事業者に対する処分逃れ対策など、制度の見直しが後追いであり、寄せ集めの印象は免れないというような声も聞こえております。 コムスン事件は社会的影響が大きく、介護保険制度に対する信頼感を失わしめるものであった。