1985-05-28 第102回国会 参議院 農林水産委員会 第18号
また、共済金の成果につきましては、単に被害農家のみならず、冷害年次におきます農村、都市の地域経済に対する波及効果も非常に大きいものがございまして、日ごろ感謝をされておるわけでございますが、冷害年次になりますと、商工界からも共済金の早期支払いということにつきまして要請、陳情を受けておるということからも御理解いただけようかと存ずるわけでございます。
また、共済金の成果につきましては、単に被害農家のみならず、冷害年次におきます農村、都市の地域経済に対する波及効果も非常に大きいものがございまして、日ごろ感謝をされておるわけでございますが、冷害年次になりますと、商工界からも共済金の早期支払いということにつきまして要請、陳情を受けておるということからも御理解いただけようかと存ずるわけでございます。
そうして、沈でん率が悪くて、あるいは機械で回収しても回収率が悪くて、ライマン価は、でん粉の積算温度のごく低い冷害年次のバレイショの歩どまりはどうしても落ちるわけです。ことしは特に病害を伴っておりますから、二次成長もしておりません。そういうイモというのは、たとえばライマン価で二%低いのだから、歩どまりも低くなるわけです。
北海道地域における平年被害率を大体四・九%としてこれを八とし、こちらの一六あるいは二〇というのは冷害年次でございますから、これを二年分入れて計算すると、平均して八・七という被害率になる。それで、リンゴの一戸経営当たりの保険金額十四万六百七十円に単純に八・七をかけると、一万二千四百三十八円になる。その他に多少危険率を入れたとかどうとかいうのは、変動係数ですから、多く入っていないはずです。
その一例を申し上げますと、まず第一番にリンゴについて申し上げますと、三十九年、四十年というのは冷害年次でございまして、東北、北海道は冷害であります。その程度は違いますけれども、北海道が冷害であれば、その影響は東北も受けておるわけです。ただ、差があるだけであります。この表にありますように、三十九年、四十年というのは被害率が高いわけです。三十八年以前の七、八年の間はある程度高温に恵まれた。
こういう冷害年次の稲の生育の過程において干ばつがきたり、あるいは排水不良のために冠水する、こういうような水田の基盤が整わない地域には特に冷害が深刻に起こる。冷害を防ごうとすれば、当然こういうことも並行して行なわれる必要があるのですが、冷害地域に対するかんがい排水、こういうものの整備について特に今後どうしようかというお考えがあるかないか、この点をお聞きしておきたいと思います。
御承知のように、最近、北日本の稲作の進歩の一つの大きな要素は、水苗代が減少いたしまして、保護苗代、特に保温折衷苗代から畑苗代への移行ということにございますが、保護苗代が冷害年次におきまして非常に効果を発揮することは、申し上げるまでもございません。