1988-02-27 第112回国会 衆議院 予算委員会 第14号
もう一つ申し上げたいのですが、アメリカの一九七八年のこの指針は、スリーマイル事故の前年につくられたものですが、確率論を使って、九つの重大事故のうち冷却水喪失事故は一万炉・年に一回、炉心溶融事故は二万炉・年に一回と考えておったのですね。
もう一つ申し上げたいのですが、アメリカの一九七八年のこの指針は、スリーマイル事故の前年につくられたものですが、確率論を使って、九つの重大事故のうち冷却水喪失事故は一万炉・年に一回、炉心溶融事故は二万炉・年に一回と考えておったのですね。
すなわち、こういうことの特性のために、仮に事故が起こりましても燃料棒の温度上昇というのが非常に緩慢になるわけでございまして、一つの事故を仮定しまして非常に安全側の検討をするわけでございますが、この一次冷却系のガスを通しているガスダクトと言っておりますが、それが破損しちゃう、それは軽水炉でいえば冷却水喪失事故に相当するものでございますけれども、そういったような事故を仮定いたしましても、温度上昇が非常にゆっくりとしている