2017-04-07 第193回国会 衆議院 文部科学委員会 第9号
この件につきまして、スポーツ庁は、高校生以下は原則として冬山登山は行わないよう指導する通知を毎年出していたが、徹底されているか一度も確認していなかったのは事実でしょうか、またそのことによる瑕疵はなかったのでしょうか。
この件につきまして、スポーツ庁は、高校生以下は原則として冬山登山は行わないよう指導する通知を毎年出していたが、徹底されているか一度も確認していなかったのは事実でしょうか、またそのことによる瑕疵はなかったのでしょうか。
文部科学省においては、毎年、本格的な冬山シーズンが始まる前に、各都道府県知事及び各都道府県教育委員会等を通じて、冬山登山の事故防止についての通知を発出し、事故防止の徹底を図ってきたところであります。
文部科学省におきましては、栃木県教育委員会等から情報収集を随時行うとともに、二十七日付けで各都道府県教育委員会等に冬山登山の事故防止に関する緊急通知を発出し、高校生等以下については原則として冬山登山を行わないよう改めて指導したところであります。また、二十八日からスポーツ庁職員二名を栃木県教育委員会に派遣し、教育委員会の支援や情報収集に当たらせております。
御指摘のとおり、スポーツ庁においては、高校生等以下については、技術、体力、経験等の面から見て冬山における安全を確保することは極めて難しいと考えられるため、原則として冬山登山は行わないよう通知においてこれまで指導してまいりました。
何かうまいことを言って、遺族はごまかされて、遺族の方は、第一審を受け入れたと思って和解に応じて賠償金をもらっているのに、今さらになって、国は実はそれを認めていなかった、でも賠償金だけ払いましたなんていうので、それで冬山登山研修会。 大臣、これでもう一回災害が起こったら、どう責任をとられますか。どうですか、大臣、お聞かせください。
ところが、まずこの報告書の中に、私が何でこれを問題視しているかというと、再来年から冬山登山研修を始めるというのに、そして裁判で負けて賠償金を払っているにもかかわらず、そのことがほとんど入っていないまま、安全検討会の報告書が出されている。
きょうの総括でお聞きするんですが、大臣としては、今後、冬山登山研修を再開するに当たっては、当然、二度と災害が起こらないように防止していかなければならないという強い意欲をお聞かせください。そしてその上で、今回文科省は、謝罪には行く、そして賠償金は払うけれども、第一審で言われた過失は認めないという、この心のこもっていない謝罪についてどう考えるのか、大臣に最後、一言お聞かせください。
御遺族の方々等から要望されておられます冬山登山研修の再開につきましては、本件事故の事案の終結しました暁には、私どもといたしましても、速やかにこの事故の再発防止策をしっかりと講じた上で、冬山登山研修の再開に向けて取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。
○河村政務次官 松浪委員御指摘のように、冬山登山においては、研修も含めてでありますが、まさに天候の急変、雪崩等の発生が予想されるわけであります。これまでもいろいろな一般の事故は起きておるわけでありますが、特に研修で起きたというのは今回初めてでございまして、安全に対して最大の注意を払った研修でこういうことが起きたということは、非常に残念に思っておるわけでございます。
登山研修所においてさまざまな研修を実施しておるわけでございますけれども、山岳団体等において指導的立場にある者を対象とした春山、夏山、冬山登山についての実地講習会を行う、あるいは遭難救助の研修会を実施するなどいたしておりますし、また、登山団体が実施をする研修に施設を提供する、あるいは指導助言を行うというようなことを行いまして、指導者の資質の向上に努めておるところでございます。
これは授業中の事故、それから課外活動中の事故といったようなものを対象にいたしておりますが、課外活動中の事故につきましても、冬山登山であるとかあるいはスキューバダイビングであるとか、そういった危険度の高いものは対象といたしておりません。
営林署等ではあっちこっち乗り入れ禁止の立て札を立てたりしているけれどもさっぱり効果かない、ときにはスキーヤーだとか冬山登山との接近も多発してきているということです。
○政府委員(阿部充夫君) 昭和五十五年の十二月に北アルプスで冬山登山の訓練中の逗子開成高校の先生が遭難、死亡されたということで、遺族年金支給の問題が生じたわけでございます。仁の件につきましては、二年後の昭和五十七年の十二月になりましてから、私学共済組合に対しまして遺族年金の請求書が提出されたわけでございます。
○説明員(福永英男君) たとえば冬山登山をいたしまして、予定の日に帰ってこないパーティーがおるということで心配をした家族から届け出があって捜索隊が出るというふうな場合は、無事山小屋に避難しておるかもしれませんし、本当に凍死寸前でいま救助に向かわなければならないかもしれない、本当にわからないケースが多いわけでございます。