1981-08-21 第94回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第10号
翌第二日目の八月十七日は、産化美唄川等の決壊により農耕地等の冠・浸水等の被害を生じた美唄市、豊平川、奈江川等のはんらんにより家屋浸水等の被害を生じた砂川市、ペンケ歌志内川のはんらんにより市街地浸水等の被害を生じた歌志内市、ヌツカクシ富良野川等の決壊により町の七割が浸水被害を受けた上富良野町、市内中小河川のはんらんによりニンジン、タマネギ等の農作物を中心に被害を受けた富良野市の現場を視察いたしました。
翌第二日目の八月十七日は、産化美唄川等の決壊により農耕地等の冠・浸水等の被害を生じた美唄市、豊平川、奈江川等のはんらんにより家屋浸水等の被害を生じた砂川市、ペンケ歌志内川のはんらんにより市街地浸水等の被害を生じた歌志内市、ヌツカクシ富良野川等の決壊により町の七割が浸水被害を受けた上富良野町、市内中小河川のはんらんによりニンジン、タマネギ等の農作物を中心に被害を受けた富良野市の現場を視察いたしました。
まず、農林水産業関係の被害状況でございますが、北海道庁の報告、これは八月十五日現在でございますが、これによりますと、農地・農業用施設につきましては、約二百九十七億円、農作物の被害額は調査中でございまして、まだ報告が参っておりませんが、冠浸水等の被害を受けました農地面積は約十六万二千ヘクタールに及んでおります。
農作物のおもな被害は水稲でございまして、その生育が、東海地方では乳熟期、出穂期または穂ばらみ期にあり、北陸地方では成熟期、黄熟期または出穂期から乳熟期に当たったために、もみの変色、不稔、倒伏、冠浸水等の被害がありました。 これが対策といたしましては、詳細な被害状況の把握を急ぐとともに、被害の実情によりまして、従来とりました対策に準じまして措置することにいたしております。