1997-11-20 第141回国会 衆議院 消費者問題等に関する特別委員会 第4号
これはどの本を見ても書いてありますように、指定再販品目というのと法定再販品目というふうに、二つに分かれているわけでございます。
これはどの本を見ても書いてありますように、指定再販品目というのと法定再販品目というふうに、二つに分かれているわけでございます。
ただ、そうなってまいりますと、じゃ、なぜ化粧品と医薬品とあるいは新聞、雑誌、レコードだけなのかという、そこで再販品目拡大論が出てくるのであります。
特に消費生活協同組合やそれぞれの協同組合の関係は適用除外になっておるわけですし、あるいはまた五%ないし一〇%の上下のアローアンスを設けておるという側面から考えても、再販品目としては大体指定する要件というものはごく薄れてきている、こう私は認識せざるを得ないと思うのですが、公取委員長の見解を承りたいと思います。
通産省にお伺いいたしますけれども、法定再販品目である書籍、これが具体的には再販でない書籍の場合に、通産省はこれまでどのような指導を一般書籍に対してやってこられたのか、あるいはまた、これからどういう指導を行うつもりなのか、お伺いをいたしたいと思います。
○小林(政)委員 そうしますと、非常に値上げ幅の高いと言われております特に医学書ですね、これは法的再販品目として届け出がされていないわけですから、一体いわゆる再販の書籍なのか、あるいはその対象から外されている書籍なのかということはわからないわけでしょう。実際にいま値上げ率が非常に高いと言われております医学書は、一体どちらに入るんでしょうか。
○政府委員(飯塚史郎君) ただいま大臣から御答弁されたとおりでございますが、今回再販品目が再販指定の取り下げをやりまして、その際に値上げをいたしたものは大体中堅以下のメーカーでございますが、大臣からもお話ございましたように、大手五社、これは化粧品のシェアでいきますと六五%ございますけれども、このほうは再販も取り下げていないし、値上げもしてないという実情でございます。
このほかに従来から非再販品目であったものについても一部値上げが行なわれております。このような状況にかんがみまして、次のような指導をいたしました。 昨十三日、価格引き上げを実施した中堅十三社に対し、このたび再販取り下げに際し大幅な価格引き上げを行なったことはきわめて遺憾である。
はずしてしまったものは、これは今度また再販申請しても何年間は再販品目にしない、暴落をしてもやむを得ぬ、やはり制度上はそうだと思います。 この実態は、再販というものが重要な制度であるということを知りながら、値上げのために再販からはずすということは、ちょっとどうも納得しがたい。ほんとうにそう思います。きのう、ここでちょっと御指摘を受けましたが、同じような気持ちです。
しかし、昨日行なわれました化粧品の小売りの大会なんかにおきましては、再販をはずされれば死活にかかわる問題だ——特に私どもは、この化粧品については、一挙にこれらをやめるのじゃなくて、千円以下のものはそのまま、値幅再販ではありますけれども、残す、それをこえるものだけを再販品目からはずすと申しました。それから、全部を廃止するのじゃありません。
それは指定を受けたものだけが、法律上の再販品目だけが認められておりますから、したがって、これは不公正な取引方法として排除されなければなりません。
○中村(茂)委員 だから、私の言っておるのは、再販品目でないことも承知しておるわけです。それから、全体的には廃止の方向に持っていかなければならないという前向きの姿勢にいま公取もあることも、承知しております。しかし、再販であろうとなかろうと、公正な取引であるかどうかということについて監視、検討を加えていく立場にあると思うのですね。
○高橋(俊)政府委員 ただいま御指摘の品目は、再販品目に入っておらないはずであります。それでありますので、それを再販の中に取り込んでということは、いま私ども考えております方向とは全く逆な措置になりますので、そういうことで問題を解決するということは困難ではないかと思います。
○中村(茂)委員 ここのところに四十三年四月十五日の衆議院の物価特別委員会、本委員会の議事録があるのですけれども、これは砂田委員が当時の薬務局の薬事課長に質問して答弁を得ているわけですが、その答弁の内容は「現在医薬品につきましては、一部の、たとえば配置家庭薬あるいは家庭薬の一部等については小売り価格の表示をいたしておりますけれども、いま御指摘の再販品目につきまして、今後小売り価格を表示するように行政指導
それから、そのほか化粧品等で千円をこえるもの、これらについては再販品目から一切はずれるわけでございますから、五千円のクリームとか二千円とかいうクリームがございますけれども、そういうものの値段を守らなくて、たとえばスーパーで相当安く売られてもこれはいたし方がない。ですから、物別によりますとそういう物価上の効果があるというものも相当含まれてくる。しかし、私は断言はできません。
つまり、その人の言うのは、今度再販品目からはずされたリポビタンDであるとかグロモントのことを言っておりましたけれども、こういうものは八年間、百円から全然値段は変わっていないのだ、全然上がっていないのだ、上がっていないものが、今度はずされた大部分がそうなんだと言うのですね。そうだとすると、この再販指定からはずすという意味はどういう意味なんだろうか、こういう、薬局のおやじさんからの質問なんですよ。
と申しますよりは、先生いま御指摘のように、上がっているものはいままでは少なくとも再販品目でございますから、これを上げようといたしますと公取の承認が要るわけでございまして、したがって、いま御指摘のようにほとんど上がっていない。
ただ問題は、公取の委員長、直接見て、これは再販品目だということがわかりますか。われわれも、これが再販品目だということは全然わからないのです。ましてや国民は、五千九百から六千という品目、これが再販品目だということは全然わからないと思うのです。そういうことも、現実的に消費者の不満として起こってきておるのですね。ですから、そういったことはもっと的確にスピーディーにやれるのではないだろうか。
○松浦(利)委員 それを具体的にできる問題として、物特の連合審査のときに、渡部委員からも具体的に質問があったように記憶をするのですが、一つの手始めとして、これは再販品目であるという表示ですね。消費者に対して、これは再販品目ですよと、再販品目であるという指定をするような表示ですね。さらには、こういうものは再販品目ですよというメーカー名、あるいは期日ですね。
公正取引委員会のほうで御指導いただいておりますけれども、いわゆる一般用の医薬品の中の非再販品目について、実は厚生省として価格決定に特定の権限をふるい得る権能を今日持っておりません。ただ、いま御指摘になりました新聞が、一体どこのどういう記事だったか私存じませんけれども、ことしの場合に価格の変動する要因が二つございます。
ただ一つの問題点は、確定再販をとっておりますものは別として、しばしば再販品目のほう、これについては上限価格と下限価格とあって書くことができないというふうな言い分がございまして、いまだにそうしておらないものがございます。
もう一つは再販の問題ですけれども、先ほど先生の御説明の中で、イギリスの例を引かれて、再販品目についてはコストを公開をするというお話がありましたけれども、現在の段階ではまさにそこにポイントがあるのであって、再販制度で、たとえば薬局あるいは化粧品屋というものに直接手を入れるよりももっと前に、再販という組織、あれに乗る品目については、そのコストについての公開の原則のようなものを適用するということがもっと先
したがいまして、ただいま御指摘のございましたような、大企業だけを守るということにならないように、また日常使用するもの、自由競争が行なわれておる、これらの条件を満たしておる、すなわち言いかえますれば、再販品目を必要最小限度に押えるという方向で常時検討を続けてまいりたい、できますものは逐次実行に移してまいりたい、かような考えでおります。
○山田説明員 そういう点に十分心がけておるつもりでございまして、再販品目についてまだこれという具体的な例があがっておらないと申しましたが、いわゆるやみ再販行為につきましては、優越いたしました地位の乱用に類するような行為は、取り締まりました例があるわけでございます。
それから再販品目の洗い直しにつきまして御質問がございました。これは私のただいま申し上げました行政にかなり関係の深い面でございますので、その点において主管の各省庁とも十分連絡をいたし、御意見も伺いまして、適切なる洗い直し作業をいたしたい、目下鋭意作業を急いでおります段階でございます。時期はいつかというお尋ねでございましたが、できるだけ早く作業を終えたい、かように考えております。
もう一つ、この文章の中の第七項に関連いたします再販品目の洗い直しという件であります。消費者保護会議の中に公取委員長が加わっておる、この点については、若干私は意見を異にするのであります。これはいろいろな見方があると思いますが、独立機関である公正取引委員会がこれに――総理大臣を長とする各省の大臣、三名ばかりの大臣をはねて、ほとんど全部なっておるわけですから、閣議の延長のような気配もあります。
これは公然とした再販品目のほかに、やみ再販という問題がありますね。もっと幅広く、深く流れるやみ再販、つまり自由な競争にまかすという形で、実際はやみ再販になっておるということですね。それが自由な競争条件にまかしておるのだから政府は責任がないんだ、目に余るものはそれはやるでしょうけれども、そういうふうな意味の責任のがれになる可能性が非常に多いですね。
○野海説明員 現在医薬品につきましては、一部の、たとえば配置家庭薬あるいは家庭薬の一部等については小売り価格の表示をいたしておりますけれども、いま御指摘の再販品目につきまして、今後小売り価格を表示するように行政指導してまいりたいと存じております。
いかにも再販品目が全部一ぺんになくなってしまうようなふうに考えておりますことが一つでございます。それから第二点といたしましては、過去におきまして経済界が著しく不況であった時代に投げ売りが横行いたしまして、有力なブランドの化粧品会社が行き詰まった、その例が相当深く小売り店の方々の頭にしみ込んでおったので、そのときの経験からものを言っておられるという面があるように思います。
○政府委員(山田精一君) ただいま御指摘の医薬品につきましては、これは御承知のように、再販品目と非再販品目と、非常に、こう入りまじっておりますわけでございまして、再販を認められております薬品につきましては、メーカーのところから出ますときに定価が印刷されておりますれば一番はっきりいたしましてよろしいかと存じますが、私どももそれを希望しておりますんですが、強制をいたすわけにもいかないかと存じます。
○政府委員(山田精一君) ただいま御指摘のございましたように、従来の再販品目の指定は、何と申しますか、一つの商品の分類で指定をいたしておりました関係上、御指摘の点の判断につきまして十分でない節があったように存じます。
それから、今後の洗い直しでございますが、再販品目に届け出をいたしております商品につきましては、定期的に私どもで報告書を取っております。したがいまして、まず報告書で荒審査をいたします。
○有島委員 当委員会でもって、この種の再販品目の占拠率の資料を出していただくように同僚委員からお願いしてあったと思うのでありますけれども、その資料については、いつごろ出していただけるでしょうか。