2014-10-28 第187回国会 参議院 法務委員会 第4号
また、刑務所の出所者等が再犯をしなかったことによりまして、こうした方々が、再犯事件を原因とした新たな犯罪被害が生じないようにすることによっての効果もあろうかと思います。さらに、社会においてお働きになったり、あるいは消費をしたり納税をするという形で経済活動の主体となるということによっての効果もあろうかというふうに思っております。
また、刑務所の出所者等が再犯をしなかったことによりまして、こうした方々が、再犯事件を原因とした新たな犯罪被害が生じないようにすることによっての効果もあろうかと思います。さらに、社会においてお働きになったり、あるいは消費をしたり納税をするという形で経済活動の主体となるということによっての効果もあろうかというふうに思っております。
御案内のとおり、このところ続発しました重大再犯事件によりまして、更生保護とりわけ保護観察が最近の激しい社会環境や犯罪情勢の変化に十分対応できていないのではないかという厳しい世論の批判を受けて以来、私どもは戦後再出発して六十年になろうとするこの制度と実態を官民一体となって真摯に総括をし、制度疲労や組織疲労を是正して更生保護の再出発のための改革に取り組もうとしているところでございます。
一つは、制度全般の運用の改善でありますけれども、有識者会議が設置された直接のきっかけは、この仮釈放中の者を含む保護観察対象者による重大再犯事件でありましたけれども、こんな者を釈放してよいのかという議論はともすれば流されがちな中で、私たちは、仮釈放制度が適切な保護観察制度とセットになることで対象者の改善更生、社会復帰を促進する有用な制度であるということを再確認しております。
御案内のとおり、更生保護制度、官民協働の体制、保護司さんの御協力を得ながら相応の成果を上げてきたわけではございますが、しかし、十六年から十七年にかけて、保護観察中の者や以前保護観察を受けたことのある者による重大再犯事件が続発したことなどから、各方面から更生保護が十分機能していないのではないかという指摘を受けたところでございます。
そういう中で、再犯という問題が、再犯事件も頻発しておりますので、そういうことに対する国民の不安も高まっておるというふうに思っております。
○国務大臣(長勢甚遠君) この保護観察中の方々の再犯事件、特に重大再犯事件が起きたということがこれはもういろんな議論の契機になっておるわけでございますが、先ほど山東先生からも御指摘がありましたように、更生保護中の者が再犯を犯すということが非常に高い率で起きておって、そのことに対して国民の皆さんが大変不安を感じておられると。
さて、この更生保護法案は、二年前に奈良市や安城市で保護観察対象者等による重大再犯事件が起こったことをきっかけに、法務省が有識者会議も設けて更生保護制度の見直しを行った結果提出されたものです。有識者会議の報告書は、これまでの更生保護制度やその運営体制等について厳しい批判や思い切った改革の提言を含むものでした。
これは、平成十六年あるいは十七年にかけてでございますけれども、重大な再犯事件というものが発生したということでございます。特に、保護観察中にある者の重大再犯事件というのが非常に注目されたということでございます。 そこから、更生保護に対する批判といいますか、問題意識というのが芽生えたといいますか、社会的には非常に大きな関心が喚起されたということでございます。
再犯事件を背景にして有識者会議が立ち上がりましたので、当然、再犯防止に重点を置いた改正というのがなされるべきだという意見もあったかと思いますが、ただし、そうなると、一番問題なのは、従来の更生保護の伝統といいますか歴史といいますか、そういうものに対して非常にマイナス面が大きいんじゃないか。
しかし、平成十六年から十七年にかけて、お話しのように、保護観察中の者や以前保護観察を受けたことのある者による重大再犯事件が続発したことを契機に、更生保護が十分機能していないのではないかという御指摘をいただきました。これを受けて、更生保護のあり方を考える有識者会議が設置をされまして、昨年六月に報告書が取りまとめられました。
(拍手) 近年、保護観察対象者による重大再犯事件が相次いだことから、更生保護制度全般についての抜本的な再検討、見直しが法務省内の有識者会議においてなされ、その報告も踏まえて、今般の更生保護法案提出に至ったと承知しております。
我が国の更生保護制度は、昭和二十四年の犯罪者予防更生法施行以来、官民協働体制のもと、相応の成果を上げてまいりましたが、御承知のとおり、平成十六年から十七年にかけて、保護観察中の者や以前に保護観察を受けたことのある者による痛ましい重大再犯事件が続発したことを契機として、有識者会議等から、更生保護が十分に機能していないのではないかとの厳しい御指摘をいただきました。
そうした言わば処遇能力というものを強化するということは、現在も保護観察官に対していろんな法総研、法務総合研究所における研修も行っておりますし、また、保護局でも重大事犯、再犯事件とか少年事件とか覚せい剤事件などのテーマを絞った研究会も実施をいたしておるわけでございますけれども、今後は新任保護観察官の研修期間を、これまで一年でございましたが二年に延ばしたり、あるいは処遇技法に関する科目を増やすなど、研修体系
しかしながら、御承知のとおり、平成十六年から十七年にかけて、保護観察中の者や以前に保護観察を受けたことのある者による痛ましい重大再犯事件が続発したことを契機として、更生保護が十分機能していないのではないかとの御指摘をいただきました。そこで、平成十七年に更生保護のあり方を考える有識者会議を立ち上げ、多角的な観点からの御議論の結果、昨年六月に詳細な御報告をいただいたところであります。
一昨年から昨年にかけて保護観察対象者による重大再犯事件が多く発生をいたしました。こういうこともありまして、法務省においては保護観察における再犯防止機能を強化することといたしております。まず、保護観察中に所在不明となった者の所在調査を強化をすることとし、昨年十二月から警察の協力も得て所在不明者の発見に努めており、平成十八年七月末現在で所在不明中の仮釈放者は前年同月比約百八十名減りました。
○長勢国務大臣 一昨年以来、保護観察対象者による重大再犯事件というのが相次いでおりまして、まことに遺憾なことでございます。この再犯防止対策というのは、一つの大きなこれからの法務行政の課題だと思っております。
○国務大臣(杉浦正健君) 先生御指摘のとおり、保護観察対象者による重大再犯事件が相次いで発生したことにつきましては、誠に遺憾に思っております。
○政府参考人(麻生光洋君) 御指摘のとおり、保護観察対象者によります重大再犯事件が起こったことなどをきっかけにいたしまして、様々な施策を行ってまいりました。また、今回の法改正で新たな業務が増えるのではないかというような御指摘は午前中からもいただいております。
それで、今回の犯罪者予防更生法の提案理由の中で二つ提案理由を挙げておられますが、二つ目は、最近における仮出獄者による重大再犯事件を契機としてと、こういうふうにお書きになっています。
また、最近における仮出獄者による重大再犯事件を契機として、これまで以上に仮出獄審理を適正に行うことが求められているところであります。 本法案は、このような状況に対応するため、地方更生保護委員会の委員の人数の上限を十二人から十四人に引き上げ、仮釈放審理体制の充実を図ろうとするものであります。 以上がこの法律案の趣旨でございます。
法務省といたしましては、犯罪の動向等に関する調査研究を行いますとともに、その結果に基づきまして、犯罪をした者の改善更生と再犯防止に資する効果的な処遇の在り方を検討し、その適正な実施を進めてきたところではありますが、最近の重大再犯事件の発生を受けて高まった国民の再犯防止を求める声にこたえるべく、再犯防止対策プロジェクトを立ち上げまして、継続的な再犯研究及び処遇効果の検証の導入等、再犯防止等のための施策
また、最近における仮出獄者による重大再犯事件を契機として、これまで以上に仮出獄審理を適正に行うことが求められているところでございます。 本法案は、このような状況に対応するため、地方更生保護委員会の委員の人数の上限を十二人から十四人に引き上げ、仮釈放審理体制の充実を図ろうとするものでございます。 以上が、この法律案の趣旨でございます。
昨年、保護観察中の重大再犯事件が何件か発生したことを機会に、更生保護のあり方を考える有識者会議が法務省に設置されました。更生保護制度については、戦後六十年間手をつけられなかったものであり、抜本的な見直しが来ている時期だと思われます。
さらに、近時、保護観察対象者の重大再犯事件が相次いだことをきっかけといたしまして、保護観察に厳しい目が向けられております。そういうことから、更生保護制度全般について検討をするため、更生保護のあり方を考える有識者会議、これも積極的に開催させていただいているところでございます。この会議における議論も踏まえながら、更生保護制度をより実効性の高いものにしてまいりたいと考えております。
また、性犯罪者についても御指摘ございましたが、性犯罪者による再犯事件等を踏まえ、現在、当省におきまして、性犯罪者に対する処遇の充実を図るとの観点から、性犯罪者処遇プログラムの研究開発を進めております。
○国務大臣(南野知惠子君) その趣旨につきましては、治安の回復が、これが大きな社会問題となっております今日でございますが、保護観察対象者によります重大再犯事件が相次いだことを契機といたしまして、保護観察の実効性に国民の厳しい目が向けられているのが現実であろうかと思っております。
○国務大臣(南野知惠子君) 先般の安城市におけます通り魔殺人事件に続きまして、また保護観察対象による重大再犯事件が発覚したことを大変重く受け止めております。 今回の少女監禁事件につきましては、現在、事務当局に指示いたしまして、保護観察の経過等について詳細な調査を、また分析を行わせているところでございます。