1976-06-15 第77回国会 衆議院 運輸委員会 第15号
もちろん、国鉄当局あたりは先々のことを心配していろいろと案は考えておるようでございますが、いまはただ一日も早く再建関係法案の成立のための臨時国会の召集をやってもらいたい、そして、開かれればできるだけ早く成立にこぎつけていただきたい、こういうお願いをしており、努力をいたしておるところでございます。
もちろん、国鉄当局あたりは先々のことを心配していろいろと案は考えておるようでございますが、いまはただ一日も早く再建関係法案の成立のための臨時国会の召集をやってもらいたい、そして、開かれればできるだけ早く成立にこぎつけていただきたい、こういうお願いをしており、努力をいたしておるところでございます。
運輸大臣といたしましては、この再建関係法案が必ず成立するという自信を私なりに持ちませんと、返還のめどのない借金を申し出るというふうな非常識なこともできませんし、そういうことから、この法案を確実に通過、成立させていただけるという確信を持つに至りたいわけでございます。そのためにいろいろと国会の方にもお願いをし、政府としても努力を要請しておるところでございます。
○木村国務大臣 私といたしましては、一日も早く臨時国会を召集していただいて、継続審議になっております再建関係法案を一日も早く成立させていただきたいということをお願いしておるわけでございまして、閉会中におきましてもこうして法案審議をやっていただくということは大変ありがたいことでございますけれども、終局的にはどうしても国会を開いていただきませんと最終的な成立ということにならぬわけでございます。
過去の実情につきましてはいま申し上げたようなことでございますが、それらを踏まえて今回再建関係法案の中身をつくりまして御審議をいただくということに相なった次第でございます。
○木村国務大臣 国鉄運賃の法定主義をどう考えておるかという問題でございますが、実は、今回の再建関係法案を提出いたしますまでに、運輸大臣の私的な諮問機関ではございましたが、二、三十名のいろいろな各界の方の御意見を聞く懇談会を持ちまして、この問題についてもいろいろ御意見を聞いたわけでございますが、大方の人の御意見が運賃法定主義は廃止すべきであるという意見でございました。
いまの国鉄の赤字は赤字として、これは現在御審議をいただこうとしておる再建関係法案を成立をさしていただきまして、ともかくまともな経営に国鉄をまず戻して、健全経営ができるようにいたすということに全力を挙げていかなければなりません。
いまの国鉄の破産状態を見まして、現在再建関係法案を出して御審議をいただくわけでございますけれども、あの案でもわかりますように、旅客を今度五〇%上げるわけでございますが、そうしてその値上げによりまして、値上げ後に入ります運輸収入というもので人件費と物件費がちょうど賄えるというかっこうになるわけでございます。
○国務大臣(木村睦男君) 私が申し上げましたのは一つの原則的な考え方でございますし、それから現在御承知のように総合原価主義をとっておりますので、そういう立て方を前提にしてお話を申し上げておるわけでございますが、しかし、今度の再建関係法案並びに国鉄の再建に関する閣議了解にもありますように、総合原価主義をとりながら、なお極端な閑散線等についての処理の方法も今後考えていくということも入れておるわけでございますので
したがいまして、われわれといたしましては、国鉄再建関係法案が一日も早く皆さんの御協力を得まして成立をいたしますことを切に望む以外にお願いのしようもないという、非常に苦しい状況にあるわけでございます。