1986-05-14 第104回国会 衆議院 外務委員会 第13号
そういう意味では、戦後、昭和二十年代から三十年代にかけて外貨が非常に貴重な時代に、余り輸入品がふえない、そして国内の生産者を保護するということを前提につくり上げてきた経済の諸制度に手をつけることなくして、恐らくこの円高のメリットというのは我々に入ってこない、これが国内において円高デフレ論がこれだけ強くなる理由がというふうに思っております。
そういう意味では、戦後、昭和二十年代から三十年代にかけて外貨が非常に貴重な時代に、余り輸入品がふえない、そして国内の生産者を保護するということを前提につくり上げてきた経済の諸制度に手をつけることなくして、恐らくこの円高のメリットというのは我々に入ってこない、これが国内において円高デフレ論がこれだけ強くなる理由がというふうに思っております。
そこで、やや円高デフレ論の方が強調され過ぎておる嫌いがありますが、中長期的に見たならば、円高のメリットは徐々に我が国経済にプラスをもたらしていくであろう。だから、今はやはりそういういわゆるデメリットの方が出ておりますから、この間成立させていただいた法律等を着実に推進していくということが大事だ。