1958-06-10 第29回国会 参議院 本会議 第1号
かく申しますとき、私は今なお、その円満れいろうな同君の温容が眼前にほうふつとしてあるように思われ、哀惜の情、いやまさるのを覚えるのであります。
かく申しますとき、私は今なお、その円満れいろうな同君の温容が眼前にほうふつとしてあるように思われ、哀惜の情、いやまさるのを覚えるのであります。
今ここに、高遠なる理想と豊富なる経論とを持ちつつ中道でたおれられた同君の心情を察するとき、私どもは哀惜の涙なきを得ないのでありますが、同時にまた、私どもは多年、同僚議員として、また商工委員会理事として、与野党を問わず、何人からも敬意と親愛の情をもって迎えられた同君の円満、れいろうなる人格をしのぶとき、悲しみの情まことにたえがたきものがあるのであります。