1978-01-27 第84回国会 衆議院 予算委員会 第2号
ブラックマネーを持っておる者が皆心配をして、まあ資産再評価なり新円封鎖なりで皆こんがらかって間違えた点もありますが、どうして自分たちの持っている金をいま切りかえるかということで、聞き合わせの電話が一番物すごくかかったのは、二、三聞いてみるとお医者さんだ。要するに、これはブラックマネーを持っておる巨頭だなということがわかったのです。
ブラックマネーを持っておる者が皆心配をして、まあ資産再評価なり新円封鎖なりで皆こんがらかって間違えた点もありますが、どうして自分たちの持っている金をいま切りかえるかということで、聞き合わせの電話が一番物すごくかかったのは、二、三聞いてみるとお医者さんだ。要するに、これはブラックマネーを持っておる巨頭だなということがわかったのです。
わが国は、第二次世界大戦中国債の発行が累増し、戦後のインフレーションを起こし、旧円封鎖、新円切りかえの大手術を行った。われわれはあの苦々しい経験を忘れてはなりません。通貨増発、信用膨張がもたらす混乱を防止しなければならないと決意したはずであります。そのため、わが国は、戦後昭和四十年まで約二十年間国債の発行を禁じ、歴代政府も節度ある健全財政を堅持してきました。
しかし、当時インフレの状況や新円封鎖その他あるいは混乱期等で、だれに一時金をやったかやらなかったかということがはっきりしていないわけです。そういうことで、同じような職場にありました動員学徒は、援護法で戦争犠牲者の処遇をいたしまして、当時最初は一時金から出発いたしまして、これは厚生省の関係でありますが、あとで給与金として年金になったわけであります。改善されたわけであります。
したがって、一時金を出したという経過はございますが、それはインフレのことを言えば切りがないという議論もあるわけですが、戦争中の混乱期であったし、一時金をだれに出したかということを私は調べてみましたが、新円封鎖その他のどさくさで、もらってないという人もあるわけです。したがって、そういうこと等を考えて、いま前向きの御答弁があったわけであります。
特に戦争直後の新円封鎖やインフレのきびしい中においてこれが陥没をしていないか。こういう問題で私は、これは理屈の当然で、昨年も海堀主計局次長にも出席をいただきまして議論をしたわけでありますが、これは前向きで善処するということになっているわけであります。
つまり年金を受けていない者が二百三十五名と言われたのですが、これは一時金といいましてもインフレや新円封鎖等で二束三文になった。それは当時の動員学徒その他におきましても最初は一時金でございましたが、今度は年金に切りかえたわけです。
というのは、当時、一時金は二千円もらったからこれは二十年分だといいましても、一時金をもらいましてすぐ新円封鎖になりました。ですから実際には現金は渡らなかったということだけでなしに、その後猛烈なインフレ状況がございまして、全くこれは二束三文になっているわけであります。ですから非常に犠牲者が多くて、しかも雇用員という身分の人が多いのは、たとえば専売とか印刷とかあるいはいまの電話局等であります。
新円封鎖等で実際上行き渡っていない、こういうことであります。それで戦争と同じだ、こういうことで、当時はやったわけでですから、戦争犠牲者として考えた場合には、私一は戦争犠牲者の救済については、たとえわずかな人であっても、公平に処理することが必要だ、こういうふうに思います。
でありますから、この農地報償法案が出ますと、戦時疎開の補償のほうから、預金の打ち切りとか、財産税とか、新円封鎖とか、戦時補償の打ち切りとか、これまでやるということになると、これは幾らあっても足りません。船の戦時補償だけでも何千億、こういうことでございますから、そういう問題とこういう問題を軌を一にしたものではないという明確な政府は線を引いて考えておるわけでございます。
これこそ今度新円封鎖になったのは戦争が終わってからなんであって、ところがそういう自由があるものと、外地にあって自由のないもの、ほかにやろうたってどうしようもないまま、かけてあればかけっぱなしにしておくよりほかしかたがなかったもののうち、貨幣価値の高かりしときにどういう方法かで貯蓄した、そういうものは別途に考えるべきじゃないかということがやっぱり起こってくると思うのです。
○国務大臣(田中角榮君) そういう問題も承知をいた、しておりますが、そういうものはなかなかむずかしいことでございまして、政府としては統一的な見解で、戦前の貯金が非常に戦後少なくなった、それをまた新円封鎖をしたとか、外地におって年金にかかっておったものが、その後の、当時一万円でもらえる年金というものが今日の一万円とは一体どういうことだという問題がございますが、郵政当局等も一貫しまして、これらの問題に対
またいまだに平価切り下げやかつての旧円封鎖と混同して、無用の不安を感ずる向きもあるようであります。このような誤解が完全に払拭されない限り、デノミネーションは弊害のほうが大きくなるのでありまして、これを行なうことは適切ではない、こういうふうに明確な考え方を持っておるわけでございます。
○国務大臣(田中角榮君) ちょっと御質問が明確を欠くようでありますが、旧円封鎖等と混淆せられる面もございますのでというふうに答弁をしたのでありまして、旧円とは何ら関係はありません。
げというようなものではありませんで、そのまま単に貨幣単位の呼称を変更するだけであって、非常に簡単なものであるということなんですが、しかし、実質的には価値関係とは全然関係がないにもかかわらず、これをいろいろなことに利用したり、また利用されやすいというのは、例を申し上げると、一部に貨幣価値の実質的変化があるがごとく、またたとえば株価や金価格の騰貴に利用されるおそれもありますし、それから平価切り下げや、かつての旧円封鎖
いわんや代書引受けみたいな商売までそのときできましたような次第で、相当のお金、私の記憶では当時の五百円封鎖のときで三十円、あのときの三十円ですから相当の金だと思いますが、そういうふうな当時としては相当お金を出さなければ報告がなかなかできなかつたというような点もございますので、仰せの通り当時としてはやりたくてもなかなかやれない、又報告の期限も過ぎてしまつたということがあると思います。
併しその脊髄カリエスのギブスを作るときに、あの新円封鎖時代に八千円もかかる。この八千円はしがないサラリーマンでは出し得ない。眤懇の民生委員の方が非常に心配して呉れまして、区役所でも心配して呉れまして、医療補助を貰つたらどうかというので、そういう臨時補助だけは取らして貰おうかと行つたところが、これについては貧困証明をしなければならない。それで私が貧困者であるということを書いて出さなければならない。
鈴木君の言う通りにしなさい、こういう返事をしたので、私の妻からその金は、聞けば現金で五十万円、封鎖で五十万円、これを鈴木君の方へそのままそつくり届けた。從つて私は何ら一銭も受取つていない、こういう事情です。
○石田(一)委員長代理 昨年の四月頃、梅村氏から現金で五十万円、封鎖で五十万円というあなたのお留守に奥さんのところに届けられた。但しその百万円の金はあなたの全然承知した金でなくて、全部百万円そつくり鈴木茂三郎氏に手渡した、こういうことでありますか。
○吉永證人 新円の方は六十七万円、封鎖の方が五十七万五千円、たださつきも申しましたように、どこまで正確かということは死んだ者もありますのでわかりません。
○明禮委員 二十二年の三月二十日に二十号議案というものがありまして、これによりますと、弁護費用約二百万円の五分として十万円を、三月の末に五万円、六月の中に五万円、封鎖支拂をされたようでありますが、これはどういう意味でありますか。
新円封鎖もしくは平價切下げというようなことは、全然やらないということを、ひとつはつきり申し上げておきたいと思うのであります。特に西村君は通貨安全本部の役員をなさつておられますので、そういう面において御努力を願つておるのであります。この点はそういう面からもどうか國民に十分浸透するように、一層の御盡力をこの機会に願いたいと思うのであります。
むしろ悪徳分子が闇行為を続けるならば、新円封鎖も止むなきに至るであろうと宣言する方が策ではなかつたかと思うのであります。
ただ協定第五項但書に、新円封鎖、戰時公債の利子支拂停止は行わないと規定してありますので、もし社会党が、この禁止的協定事項を断行したいという意味でありまするならば、われわれはこれに反対せざるを得ません。
私は決して新円封鎖をしなければならんとは考えておりません。
むしろわれらは新円封鎖等の強力なるインフレ克服政策をとるこそ國民の生活を安定させ、われわれ労働者の生活を安定させる途であるというぐあいに確信するものであります。そうしてまたこれが國民大衆の眞の声ではないかということを私は思うわけであります。少数のやみ太りの新円階級や、そういうもののためにこういう政策をとるというのは國家を危殆に瀕せしめるものであると断言してはばからないものであります。