1988-03-28 第112回国会 参議院 外務委員会 第1号
加えまして、従来外貨分しか援助で融資しておりませんでしたプロジェクトの内貨分だけをまとめて追加的に援助を行うというようなことも国によってはいたしました。
加えまして、従来外貨分しか援助で融資しておりませんでしたプロジェクトの内貨分だけをまとめて追加的に援助を行うというようなことも国によってはいたしました。
するとその商品借款は、言うなれば農機具等の農業用関係の機材がそれによって輸入され、それによって創出されました見返り資金が農村改善のための内貨分として利用される。
その理由としては、先方の負担する内貨分が多い、すなわち、援助は原則として外貨を見ますので、外貨分は援助でもって見てもらえるけれども、それ相応の内貨の手当てをフィリピンの国内で予算措置を講じなければいけませんので、内貨負担の多いプロジェクトについては経済がもう少しよくなるまで延ばしてもらいたいという観点に立って、一、二のプロジェクトをと言っておられるという情報は入手しております。
○藤田(公)政府委員 御質問は、この商品借款により創出されました見返り資金の使途に関しての御質問かと存じますが、見返り資金につきましては御指摘のとおり、我が国とフィリピンとの間の経済協力プロジェクトの内貨分に充当するということで両国間で合意を見ておりまして、フィリピン側よりこの使用についての了承を求め越し、これに同意を与えまして、日比間の経済協力プロジェクトでございます九プロジェクトの内貨分に使用する
○藤田(公)政府委員 フィリピンの場合には、見返り資金の使途は、我が国とフィリピンとの間の円借款で実施されております事業の内貨部分に充当するという合意を見まして、昨年の中葉だったかと思いますが、我が方より、先方が提示越しました日比間の協力プロジェクトの内貨分に充当することに合意をいたしまして……(矢山委員「商品援助だよ」と呼ぶ)はい、商品援助の見返り資金の使途でございます。
これは当初、見返り資金の使用につきましては、先方から我が国の円借款の内貨分に用いるという要望を徴しまして、我が方がそれに同意を与えて合意をした場合に、我が国の円借款プロジェクトの内貨分に用いるということになっております。
したがいまして、見返り資金として発生しております額も百五十億円相当ぐらいのものかと思いますが、この見返り資金の使用につきまして、我が国のフィリピンに対します円借款プロジェクトの内貨分に使用させてもらいたいという申請を昨年要請としましてこれを審査し、許可を与えまして、その後こういうプロジェクトにこれだけの金額を使用しているという最初の報告が本年の一月末にフィリピン中央銀行から参っております。
例外として、国内資金がたくさん要ります事業、例えばかんがい事業なんかにつきましては、例外として若干内貨分も貸し付けを行う場合もございます。 原則としまして、こういう大きな事業でございますので、事業の実施に当たりましては国際入札を行って、相手方政府が契約をするというのが普通でございます。
私どもとしてはそれを把握しているわけでございますが、今回の商品借款につきましてもさらに、私ども今考えておりますのは、当初結びます交換公文の中などできちんと円借款のプロジェクトならプロジェクトに使う、その内貨分として使うということを約束させてそういうふうにやっていくということを検討している最中でございます。
プロジェクトの総コストは六千八百万ドルでございまして、その中で、外貨分が三千七百万ドル、内貨分が三千百万ドルとなっております。実施主体者は、先ほど申し上げました合弁企業でございますが、フィリピン・シップ・ヤード・アンド・エンジニアリング・コーポレーションという会社と日本側の企業との合弁によってでき上がるわけでございます。
そして韓国側は内資分、内貨分ということで、こっちから借款で地下鉄の車両だとか地上に必要な施設などを送る。ところが土木工事やなんかは向こうでやらなければならぬ。その分を当初五千万ドルと言ったり、後三千万ドルと言ったりしたのでありますが、五千万ドルプラス三千万ドル、合計八千万ドル、これを何とかしてくれという話になってきた。
それと同時に、新しく取り上げていきますプロジェクトにつきましては、経済協力基金あるいは輸出入銀行、OTCA、技術協力事業団というようなものを総合いたしまして、プロジェクトに取りかかる前にフィージビリティーを十分調査して、かつ、相手国も負担する内貨分その他が予算で確保しておるかどうか、そういう点も十分精査した上で、そつのないようにやっていきたいということで実施いたしております。