1971-04-27 第65回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
しかるにいま、きょう内村次長から説明を受けたこの米価試算についてこう見ますと、そのような精神がほとんど影をなくしているんじゃないだろうか。
しかるにいま、きょう内村次長から説明を受けたこの米価試算についてこう見ますと、そのような精神がほとんど影をなくしているんじゃないだろうか。
こうしたことをいろいろ総合しながら今後の農政をわれわれは考えるべきだと思いますが、いま大臣の主張は、主として生産過剰だと、米は余るんだと、ここに重点を置いておられるようでありますが、その点、去年の十月時点で七百二十万トン米は余っておると、そういうことなんですけれども、その点、内村次長のほうで、確かにこの数字は狂いのない数字か、十月以後の今日の段階でもそのことは正しく立証できるのかどうか、これは次長のほうから
その点でいま内村次長のほうから、これは間違いない数字なんだというふうにおっしゃるわけですから、私らもそれを点検した事実の数字を持ちませんから、反論は不可能ですけれども、私はその点やっぱりいまだにすっきりしないわけですね。
これは数字にわたるわけですからして内村次長からでよろしいが、どういうわけでことし三年連続の据え置きの米価というものが、食糧管理法の第三条第二項の規定に基づいて当然試算をしたと思うわけでありますが、どうしてそういう三年連続の答えが出たかということについて、これは明確にしてもらいたいと思います。
その点は、これは答弁は要りませんが、重要な点ですから、この際農林大臣並びにきょう政府の局長、長官あまり来ておりませんが、幸い内村次長というのはなかなか国際派で優秀な素質を持っておるというようにわれわれは認めておるので、こういう点も国際的な農業政策の判断とか、視野というものを広げる努力というものは十分やってもらいたいと思います。きょうはこの程度にとどめておきます。
これは内村次長が明確にしているわけだから。その一俵当たりの値上げ額をことしどうしても必要である七百六十万トンで計算すればちょうど四千億という農民に対しては米価を通じての所得を上げなければならぬ、与えなければならぬわけだ。それを据え置き政策によって、当然その補償しなければならぬ、与えなければならぬ所得を、政府が政策上権力的にこれを押えて収奪しておるわけですね。これは明らかなわけだから。
いま内村次長は、それは極力検討してというお話でありますし、農林当局の御趣旨を期待しておるわけでございますけれども、やはりこれはうまくいきませんと、一方においては、お米は腐っている、腐りかけている、しかし片っ方、お米がなくて困る、非常に値が上がって、なかなか手に入らないといいましょうか、要するに高いお金を出さなければ買えないというようなこと、これはもう私は、たとえば山間僻地の米のとれないところ、漁村等
食糧庁の内村次長は見えておりますね。――食糧庁といたしまして、各年度の特別会計において、食糧管理関係の経費が相当な額にのぼっておりますが、一番大きなものは、申し上げるまでもなく、毎年の国内米管理勘定になっております。これは四十四年の使用総調書(その2)においては千三百九十九億余円、それから四十五年度の調書(その1)のほうでは、同特別会計は千五百億円ということになっております。
○芳賀委員 先ほど内村次長から米の支出係数について説明がありましたが、これは政府の出した資料とあなたの説明とちょっと違うのじゃないですか。政府資料によると、米の支出係数は四十一年が六%でしょう。五十三ページの末尾にありますね。四十二年が五・五%、四十二年が五・二%、四十四年が四・六%。