1966-02-02 第51回国会 参議院 本会議 第9号
まず、内外食糧需給の動向について国連本部が最近発表した一九六五年度の白書を見ますと、「現代は、世界人口の急増と農業生産の伸び悩みというギャップの点で、歴史上最も危機の時代に突入している。世界人口の半数までが飢餓状態か栄養不良か、あるいは、その双方になっている。
まず、内外食糧需給の動向について国連本部が最近発表した一九六五年度の白書を見ますと、「現代は、世界人口の急増と農業生産の伸び悩みというギャップの点で、歴史上最も危機の時代に突入している。世界人口の半数までが飢餓状態か栄養不良か、あるいは、その双方になっている。
それから第五に、業務勘定というのを設けましたが、これは現在、内外食糧並びに今申し上げました澱粉その他の物資を取り扱っておりますので、これらについての事務、人件費等を業務勘定で一本で取り扱う、こういうことにいたします。
会計検査院におきましては、外国食糧の買い入れ及び売り渡し、それから内外食糧の運搬、保管等について検査を重点的に実施いたしましたが、外国食糧の輸入におきましては、海外市況の調査、海上運賃の調査などにおいて十分でないと認められましたので、当局に注意を促しておりますが、特に不当事項として掲記いたしましたものは、二件でございます。
食糧管理特別会計では概要が記述されておりますが、たとえば外国食糧の買い入れにつきましても、市場価格の調査とか海上運賃の市況の調査というようなものが十分でないとか、内外食糧の運送の関係なども実情の把握が不十分であるというような点で、それぞれ当局者に個別な具体的事項について是正を促した事案もございますが、ここに掲記いたしておりますものは、そのうち特に不当性の激しいと認められるものでございまして、千七百九十七号
たたそういう方向をとりながらも、現実の食糧情勢から行きますと、もう少し何らかの手段をもつて政府に操作米等の用意が確保できるならば、すみやかに統制を撤廃するというのも、一つの道であると私は思うのでありますけれども、今日の内外食糧の実際の事情からいたしますれば、統制撤廃を今日断行し得るとは考えません。
かかる見地から見まするときに、現段階において従来の食糧管理法は、内外食糧事情の変更によつて一部の改正を必要とするのでありますが、これは現実農民の食糧増産の見地において、十分これが食糧増産を期し得るというような改正であるならば納得し得るのでありますが、これを見ますとまつたく農民の現状を十分に察知してない。
○小平(忠)委員 私は内外食糧事情の急変によりまして、この食管法の一部改正を提出いたしました政府の事情は了とするのであります。しかしながら特に昨年末以来からの吉田内閣の農業政策、特に食糧政策がまつたく支離滅裂的な方向にあるということについて、私はこの際に農林大臣から日本の農業政策、あるいは食糧政策についての基本的な問題を承りたいのであります。
もつと具体的に言えば、将来、内外食糧価格の変化によつて外国食糧の輸入が増大する場合、政府は如何なる方法を講じて自由競争状態の下で起る食糧自給度の低下を食い止めんとするのであるか。これが今日の問題であります。かかる状態は、單なる仮定の問題ではなく、極めて近い将来に発生する公算が大きいと見なければならない。