1964-10-27 第46回国会 衆議院 災害対策特別委員会農林水産委員会連合審査会 第2号
さもないと、これは北海道農業ばかりじゃない、内地農業でもこの問題はもう焦眉の問題だと思う。大臣の事業団構想というものは、やはり一つの構造改善にからんだ新しい農地の構想であるが、それと並行して、いまの内地農業も借金の追いかけっこをやっているだけだ。これではもうどうにもならないのです。
さもないと、これは北海道農業ばかりじゃない、内地農業でもこの問題はもう焦眉の問題だと思う。大臣の事業団構想というものは、やはり一つの構造改善にからんだ新しい農地の構想であるが、それと並行して、いまの内地農業も借金の追いかけっこをやっているだけだ。これではもうどうにもならないのです。
まで持っていって、できなくてもこれは作ったほうが得だというのは、できなくても六千円くらいの災害補償を得るんだから、とにかくできなくても、これで安定するという方式の中にずっとやっているんですが、私は四、五年前の北海道の三年にわたる冷害というものを見たときに、特にビートまでやられているというのを北見で見たときに、この北方農業というものが、まだ北方農業なり寒冷地農業というものが日本では確立しないで、この内地農業
なかんずく、農業生産の面において、またその加工の面において、最近沖繩におけるパイン産業は沖繩立法院等の努力によって計画的な育成政策がとられ、わが日本も内地農業並みにその価格面においても特恵措置等を講じて今日に至った。その結果、パイン産業は沖繩の輸出貿易高のうち二二%を占めるという大きな成果をあげておるのであります。
困難な問題ではありますけれども、われわれが先進国のヨーロッパの国々の農業を見て感ずることはどこの国へ参りましても、日本の内地農業のように三反歩であるとか五反歩であるとかというような過小な経営をしている国は一つもないのであります。それは、根本的に農業経営の成り立たない、農家の現状に対して場当り的な自由放漫な政策を講じておるところに問題があるのであります。
いずれにいたしましても、内地農業を圧迫するというような考え方で農政を進めようとはいたしておりませんので、その点御了承願います。
事実において余剰農産物が日本の内地農業を圧迫しておる証拠じゃありませんか。この間も重光外務大臣は、内地の農業に対しては圧迫はないと言われ、河野大臣もそうおっしゃったが、この一つの葉タバコの事実を見ましても、明らかに日本の農業生産を圧迫しておることは疑うべき余地もございません。
先だっても同僚委員から余剰農産物の関係において、まあ要らざるものを買っているのではないか、そうして内地農業の圧迫になるのを無視しているのではないか、こういうような見地から御質問があったのでございますが、農林大臣は、アメリカから見れば余剰農産物で、日本から見れば必要輸入量だ、こういうお話であったのであります。
(「そこらが危い」と呼ぶ者あり)と申しますることは、内地農業を維持発展せしめて参る上において、国際関係を全然抜きにして考えて行くといつても、これはまあ事実できるものじやなかろうと思います。できるだけ国際競争にも耐え得るような方向に持つて行くという配慮は必要であろうかと存じますけれども、併し当面の価格決定に当つてはさようなことを考えるべきものではない、こう考えております。
従つて先ず農村関係者に御理解を願いたいことは、量的に内地の農業を圧迫するものでなく、又価格におきましても、つまりアメリカの余りものがどんどん入つて来るから内地の価格を圧迫することになるのじやないかということに対しましては、これは現行内地価格は内地価格、輸入食糧は輸入食糧として截然たる措置をとつておりますから、両面から量的にも又価格の面からも内地農業に非常な不利益を来たすというようなことは絶対にない、
○国務大臣(保利茂君) この協定による小麦、大麦の買付によつて、内地農業を圧縮し、乃至食糧増産の手を緩めて行くような結果に終つて来るのじやないかという御懸念でございますが、これはしばしば申上げておりまするように、今日厖大な外地食糧をドルで買つて来ておる、その一部をたまたまこういう措置によつて実質的にドルの負担なしで買える。
○国務大臣(保利茂君) 私どもといたしましては、先ほども河野委員が言われましたけれども、現実にこれは内地農業を圧迫するんだというようなことを言われますけれども、私はその点においては全然見解を異にいたしております。併しそうでありますけれども、そういうふうなとにかく誤解を抱かれる面もあるわけでありますし、余剰農産物の処理に対して日本もこれに協力をする。
この方式は内地農業の振興の上から行きましても、私はこの方式を続けて参るつもりでおります。麦の管理方式につきましては現行通りこれを継続する考えでございまして、ただいまは需給価格の間接管理の方式でございますが、この間接管理の方式で大体所期の目的を達していると存じますから、この方式を踏襲して参るつもりでおります。
一体手持ちの外麦や手持ちの麦加工品をむぞうさに放出されますと、内地麦は徹底的に圧追を受けることになりますが、その放出については、農林大臣は内地農業を圧迫しないというお考え方に立つて十分御考慮になつておりますかどうか。この点についてお伺いいたしたい。
俄かに食糧が十分に充足するに至らないから輸入又止むを得なかつたと思うのでありまするけれども、かように今御説明になつたような多量の輸入食糧をするということは、一方において日本の内地農業に対する非常な脅威を與えることになつておる。
その他米麦中心の食糧政策を転換して、油脂、蛋白質の食糧の増産をはかり、山村の收益化を推し進め、将来海外食糧の圧迫より内地農業を守るため、農産物価格のの維持制度を考慮する等転換期農政に処する新しき具体的対策の持ち合せありやいなやを伺いたいのであります。 最後に、吉田内閣の国会無視傾向に対しまして、主として総理大臣に二、三の質問をいたしたいと思います。
最初計画いたしました食糧の輸入が非常に増額したということに対しましては、森農林大臣自体が、農林委員会におきまして援助の増加と申しましようか、非常に食糧の輸入がふえて来たという言葉によつて表現されているように、まさに必要欠くべからざる食糧の輸入でなくて、いわゆる国際的な食糧過剰の影響が日本に現われて参りまして、そのために内地農業が非常な圧迫をされるという結果になるのであります。
従つて私どもから申しますならば、この百七十億というものを内地農業に適当に使うことができましたならば、私は百九十万トンの増産はあえて不可能とは申しません。従いましてこういうところから考えますると、政府はまことに安易な食糧政策をとつておられます。この安易な食糧政策がやがて日本の食糧政策を混乱に陷らしめます。
それ故、作物報告事務所の調査がますます精密を要求せられ、府縣單位から郡單位、郡單位から更に市町村單位の数字を要求されて参りました現在、この北海道を数支廳を單位として四地区に分ち、内地農業に最もよく似た都南地帶、札幌、旭用を中心とする水田地帶、帶廣を中心とする畑作地帶、北見を中心とする冷濕の特殊作地帶といたしまして、その各々の地帶を各一作物報告事務所をして管轄せしめますことが必要となつて参つたのであります
それゆえ、作物報告事務所の調査がますます精密を要求せられ、府縣単位から郡単位、郡単位からさらに市町村単位の数字を要求されて参りました現在、この北海道を数支廳を単位として四地区にわかち、内地農業に最もよく似た道南地帶、札幌、旭川を中心とする水田地帶、帶廣を中心にする畑作地帯、北見を中心とする冷濕の特殊作地帶といたしまして、そのおのおのの地帶、各一作物報告事務所をして管轄せしめますことが必要となつて参つたのであります