2018-06-07 第196回国会 参議院 農林水産委員会 第21号
委員御指摘のいわゆる環境ホルモンと言われるような化学物質の内分泌攪乱作用につきましては、国際的にも科学的にもまだ未解明な点が多いというふうにされておりまして、これは、日本人男性の精子数への影響があるかという点につきましても、必ずしも明らかになっているとまでは言えない状況だというふうに承知をしております。
委員御指摘のいわゆる環境ホルモンと言われるような化学物質の内分泌攪乱作用につきましては、国際的にも科学的にもまだ未解明な点が多いというふうにされておりまして、これは、日本人男性の精子数への影響があるかという点につきましても、必ずしも明らかになっているとまでは言えない状況だというふうに承知をしております。
環境省では、その後、生物への影響を中心に、「化学物質の内分泌かく乱作用に関する今後の対応」、EXTENDという報告書でございますが、これを取りまとめまして、内分泌攪乱作用を有する化学物質、いわゆる環境ホルモンが環境中の生物に与える影響を評価するための枠組みを構築し、そのもとで知見の収集や試験を進めております。
経済産業省は、ホルモンにつきまして、内分泌攪乱作用をスクリーニングする方法の研究開発、試験方法の開発を行ってきたところでございます。例えば、女性ホルモン受容体への結合試験だとか、あるいは男性ホルモン受容体の転写活性化試験など、こういった試験の方法の開発を行ってまいりまして、これまで国際標準化、OECDのテストガイドライン化、こういったことを行ってきたところでございます。
環境省といたしましては、これまで化学物質の内分泌攪乱作用が環境中の生物に与える影響を評価するための枠組みを構築し、その下で知見の収集や試験を進めるとともに、未確立の試験法について諸外国と連携をして開発を進めてまいったところです。
化学物質の内分泌攪乱作用、いわゆる環境ホルモン問題でございますけれども、人や生態系に対して影響をもたらすおそれがあると指摘されている一方で、ただ、科学的に未解明な部分も確かに多うございます。このため、環境省において、調査研究を積極的に実施してまいりました。 これまでの調査の結果では、我が国におきまして、内分泌攪乱作用による環境リスクが強く疑われる物質は今のところ見つかっておりません。
そういう点で、人への影響は非常に重要なわけでございますけれども、ダイオキシンの人への影響については、皮膚症状、発がんの可能性とともに、内分泌攪乱作用を有する化学物質であるとされております。影響についてはいまだ不明な点が多く、更なる研究が必要と考えております。したがいまして、油症患者等に対して実態調査が行われましたなら、御指摘の人への影響の解明の一助になることが期待できると考えております。
○政府参考人(滝澤秀次郎君) 御指摘の小冊子の作成でございますが、化学物質の内分泌攪乱作用に関する情報提供と、それからリスクコミュニケーションの推進という一環で行ったものでございます。 情報提供の推進に当たりましては、情報を伝えたい対象者のできるだけ多くに情報を届けるということが重要だと考えております。
今年一月に発行しました雑誌「ソトコト」、付録は十万部と環境省への納品五千部を契約した平成十七年度化学物質の内分泌攪乱作用に関する冊子作成業務、千百五万五十円の契約についてお伺いしたいと思いますが、これは特定の雑誌に付録の作成を補助した形になっておりますけれども、なぜ随意契約にしたのか、その理由についてお伺いしたいと思います。
化学物質の内分泌攪乱作用問題においても、一人一人の個人が生活の中で環境に配慮した行動を取ることが重要でありまして、ロハスの発想は化学物質の内分泌攪乱作用物質問題への対応を考慮する上でも参考になるものと考えたわけでございます。
今回、環境ホルモンということにおきましては、哺乳類への内分泌攪乱作用を認める物質はなかった、このSPEED98のプロジェクトにおいてはなかったということを聞いておりますけれども、かといって、この「奪われし未来」で指摘をされた化学物質の脅威が消え去ったわけではありません。
こういった目標を達成するために五点ございまして、内分泌攪乱作用検出のための試験方法、これの開発、それから試料の採取・分析方法の研究、極めて微量の物質の影響、低用量問題の解明ですね、それから暴露・疫学的な研究、五点目になりますが、リスクコミュニケーション、これらの検討を重点的に進めていきたいと、いくこととしておるわけであります。
○政府参考人(滝澤秀次郎君) 環境省におきましては、SPEED98に基づきまして内分泌攪乱作用が疑われる化学物質について各種の調査研究を進めてまいりました。 具体的には、全国の大気、水、土壌等の環境中の残留状況に係る実態調査、あるいは野生生物における体内蓄積量等の調査を行うとともに、内分泌攪乱作用に関する試験法の開発等も進めてきたところでございます。
四項の中では、「内分泌攪乱作用が疑われる化学物質についての科学的知見の集積を促進するとともに、いわゆる化学物質過敏症に関する知見の集積を図り、その対応の在り方を検討すること。なお、良分解性化学物質のリスク評価を推進し、必要な対策を講ずること。」というようなことが押さえられております。 内分泌攪乱作用の問題や化学物質過敏症の問題、シックスクールやシックハウスの問題もあります。
○今井政府参考人 当省といたしましても、化学構造式から、分解性でありますとか蓄積性でありますとか、そういう性状を予測するようなシステムの開発、それから、環境残留状況を推計するためのモデル、それから、内分泌攪乱作用に関するメカニズムの解明でございますとか、その作用の有無を確認するための試験方法の開発、それから、リスク評価手法の開発、物質を所管している立場からもこういう研究を進めているところでございます
四 内分泌攪乱作用が疑われる化学物質についての科学的知見の集積を促進するとともに、いわゆる化学物質過敏症に関する知見の集積を図り、その対応の在り方を検討すること。 なお、良分解性化学物質のリスク評価を推進し、必要な対策を講ずること。
さらには、内分泌攪乱作用に関するメカニズムの解明及び作用の有無を確認するための試験方法の開発などの調査研究あるいは試験評価方法の開発に取り組んできているところでございます。 今後、さらに国際的な協力や関係省庁との連携を通じて、効率的かつ効果的に科学的知見の充実のための取組は当然推進をすべきであると、このように考えております。
内分泌攪乱作用や、化学物質過敏症を始めとする人体への有害性の研究を更に推進する必要がありますが、厚生労働省、現在の研究の概要、進捗状況について御説明いただきたいと思います。
内分泌攪乱作用による影響につきましては、今後の調査研究の成果を踏まえて、その際適切に対応してまいりたいというふうに考えております。
OECDを中心とする国際的な協力の下で、この内分泌攪乱作用が不妊や子供の奇形、生育不良等を発生させる有害性、生殖・発生毒性にどのように結び付いているかといった因果関係の解明、標準的な試験方法の開発、こういったことが行われているわけでございます。
また、内分泌攪乱物質、環境ホルモンの関係の御質問でございますが、これにつきましては、先生御存じのとおり、まだ科学的に未解明な点が多いわけでございまして、現在、厚生労働省といたしましては、内分泌攪乱作用の有無を評価するためのスクリーニング方法の開発等に取り組んでいるところでございまして、今後、こういった作用を疑わせるような物質について個別に評価を進めていくという考えでございます。
ヒメタニシの生物異変が報告されている霞ケ浦のような閉鎖性水系における内分泌攪乱作用について私ども重大な関心を持っております。 国立環境研究所において、霞ケ浦の水中の化学物質の濃度分析、魚の雌化に関する研究を行っているほか、内分泌攪乱化学物質実態解明推進事業として、地域を限局した野生生物への影響実態調査を平成十三年度の予算案に計上しているところでございます。
それから、国際的な研究と協力をしなきゃいけないということで、OECDにおいて進められてございます動物を用いた内分泌攪乱作用に関する試験法、どうやったらきちっとその関係がわかるかという試験法とか、それから評価方法の検討に積極的に参加しているところでございます。 これからも国際的な連携を図りながら引き続き熱心に調査研究をしてまいりたいと思います。
また、内分泌攪乱作用が疑われております化学物質、いわゆる環境ホルモンの問題につきましては、平成十年度より全国の河川における実態調査を実施しております。これらの物質が、低濃度ではありますが河川水中に広く存在することを確認しております。
また、近年の内分泌攪乱作用が疑われる化学物質、いわゆる環境ホルモンやダイオキシン等の有害化学物質等への国民の関心の高まりも受けまして、これらの物質についても全国の一級河川百九水系において水質、底質等の調査を実施しているところでございます。
○政府参考人(竹村公太郎君) 一般的な水質測定またその報告の仕方は先ほど御説明しましたが、内分泌攪乱作用が疑われる化学物質またはダイオキシン等に関しまして、国民の生活に直接大変関心のあるような項目につきましては、それが確認されたまたは大きな数字が出たといった段階では速やかに現在も過去も公表してきたところでございます。
しかもまた、内分泌攪乱作用がある、ない、どの程度ある、こういったような問題は、今後の試験研究によらなければいけませんので、今時点でそれを判定することはできないわけでございますので、現時点で、その表示の義務づけとか、それを極力行わせるようにするといったようなことを考えることにつきましても、なかなか適切ではないと考えておるわけでございます。
○岩佐恵美君 残る六物質なんですけれども、環境庁で内分泌攪乱作用について調査研究はされていくんだと思いますが、東京都の調査では、スチレン二量体、三量体、スチレンダイマー、スチレントリマーが水質や底質で検出をされています。
○政府委員(岡田康彦君) 先ほど来御答弁も申し上げておりますが、化学物質の中には人や野生生物の内分泌機能を攪乱し生殖異常やがんなどを生じさせる作用、すなわちいわゆる内分泌攪乱作用も持つものがあるという指摘がございまして、私どももそれなりに意欲的に取り組みをしておるわけであります。先ほど先生からも御指摘いただいたとおりであります。
PRTR制度で内分泌攪乱作用が疑われる化学物質についてどう対応するかが問われていると思います。ですから、委員の皆さんもこの問題についてかなり質問をされていると思います。 環境庁のパイロット事業では内分泌攪乱作用による物質選定はしていないのですけれども、評価報告書では、「物質選定の際に考慮する有害性のうち、「生殖毒性」には「内分泌攪乱作用」も加える方向で検討することが適当である。」
したがいまして、先生のただいまの御質問に即して申し上げれば、内分泌攪乱作用につきましても、その科学的知見が明らかになればこれは当然対象となり得ると考えています。
パイロット事業におきましては、先ほど先生が御指摘のような形のものを考えておりまして、現在も基本的にそういう毒性のものを中心に考えていくことになりますが、内分泌攪乱作用につきましてはまだ知見が十分でないということでそうなっております。知見が明らかになれば、対象とし得ると考えております。
私どもでは、世界の文献から専門家に分析してもらいまして六十七物質というものを、一応環境ホルモンという形の疑いが、いわゆる内分泌攪乱作用の疑いがあるという形でリストアップしておりますが、さらにこれは知見が広がればふえるかもしれませんし、この六十七物質の中についても、どれぐらいの強弱があるかについて必ずしもわかっているわけではありません。
まず、環境ホルモンにつきましては、率直に言いまして、いわゆる内分泌攪乱作用を持つ物質について幾つかの指摘がありまして、私どもも専門家に世界的に文献を当たってもらって、それなりの根拠があるというもの六十七物質をもう既に列挙させていただいているわけでありますが、その六十七物質について具体的にどれぐらい、どういうような内分泌攪乱作用があるのかということについては必ずしもまだ確かではありません。
○政府委員(岡田康彦君) 政府といたしましては、法第二条第四項の修正の趣旨を重く受けとめておりまして、先ほども御答弁申し上げましたように、試験方法が定まり、内分泌攪乱作用が一定の科学的根拠により確認され次第、速やかにPRTR制度の対象物質に加えたいと考えているところでございます。
○政府委員(岡田康彦君) いわゆる環境ホルモンにつきましては、現在、内分泌攪乱作用の試験方法の早期確立に向けて関係省庁が協力してOECDを中心として行われていますところの国際的に統一された試験方法の開発に積極的に貢献していることにつきましては、午前中来の答弁で何度か申し上げているところでございます。
世界で十万、我が国で五万とも言われるおびただしい化学物質が生み出されており、前述したような人への直接の被害の問題に加え、化学物質の内分泌攪乱作用、いわゆる環境ホルモン作用などが懸念されるグレーゾーンの化学物質への対応が求められております。 私は、このようなグレーゾーンの化学物質による環境汚染を防止するためのPRTR制度の成否は、このシステムに対する信頼性をどう確保するかにあると考えております。