1968-08-08 第59回国会 参議院 商工委員会 第2号
最近、貨客兼用車、すなわち、バンに対する物品税の課税が云々されておるように思いますけれども、この観点から考えて、私は、このバンに対する課税をするということは、やはり現在資本の自由化を目前に控えた自動車工業の体質改善に対しては、これを妨げる役割りというものを持つのではないか。
最近、貨客兼用車、すなわち、バンに対する物品税の課税が云々されておるように思いますけれども、この観点から考えて、私は、このバンに対する課税をするということは、やはり現在資本の自由化を目前に控えた自動車工業の体質改善に対しては、これを妨げる役割りというものを持つのではないか。
ただいまお話のございました貨客兼用車、いわゆるライトバンの課税問題につきましては、具体的に検討がされているという段階ではございません。
逆にいえば、貨物車と乗用車との兼用車に税をかけるぞ、しかしその税は非常に安いぞと。そういうようないろんなことが出てくるだろうと思う。私が言いたいのは、全体として物品税を下げるときに、片一方で新しく設けてくるというような考え方なのです。どうですか、その辺は。
それから、いまひとつの考え方として、貨客兼用車につきまして何らか税率を合体的に軽減する場合に設けたらどうかというお話でございますが、現在貨客兼用車、こういう形のものが四種類ございます。
しかし、兼用車というのは、御承知のとおり、商業用のものが多いのですね。中小企業者が利用しておるのが非常に多いのですね。これに課税するとなると、中小企業の実態を圧迫するような事態も起こってくることを考えて、慎重にしなければならぬので、一つのアイデアだとは思いますが……。
ことにコマーシャル・カーまたはステーション・ワゴンといいますか、貨客兼用車というのが多いのでございまして、あれは、都合よく貨物にもなれば乗用車にもなって、たとえば貨物が右折禁止のときには、乗用車になりますし、乗用車−が右折禁止の場合には貨物車として通ってしまう。そういう場合のいいものが非常にふえてきておる。あれなどは非常に能率の悪いものだと思っております。
○柿坪説明員 バス、トラックにつきましては、これは戦争前から引き続いて製作いたしておりますので、経験が続いておるといろ点があるわけでございますが、兼用車につきましては、戦争中、貨物車優先ということで、ほとんど製造ができなく、また終戦後も昭和二十四年の終りまで進駐軍により製造を禁止されておりますので、そういうように技術的に中断がありましたことが、乗用車のおくれた一つの原因と思います。
いやしくも国内の需要を充たす兼用車の生産のある国におきましては、外車は一切贅沢品として輸入を抑えておる、僅かにその国に滞在しておる外人用或いは観光客用として若干のものを認めておるという程度でございまして、これなども航空基地の関係で米軍が若干駐留しておるわけでありますが、その駐留米国軍人或いは家族が米国から持つて来るのはこれは認めておりますけれども、英国内でこれを拂下げするというのは全然認めておりません