1958-03-18 第28回国会 衆議院 運輸委員会 第15号
○下平委員 今兼松職員局長は、職員の教育あるいはその他の問題で管外出張させることがある、その管外出張の中には、将来駅長か助役になる諸君の中には、労働問題をよく知ってもらわなければならぬから、そういう点もあるのだ、こう言われました。
○下平委員 今兼松職員局長は、職員の教育あるいはその他の問題で管外出張させることがある、その管外出張の中には、将来駅長か助役になる諸君の中には、労働問題をよく知ってもらわなければならぬから、そういう点もあるのだ、こう言われました。
またこの事態を収拾いたしますにつきまして、兼松職員局長が経営者の側に立って組合側と交渉の第一線に立ちまして、日夜折衝いたしましたため、疲労こんぱいいたしまして、また少々興奮もいたしておりました際に、新聞記者の方と会見が行われまして、その際つい不適当な放言をいたしましたことは、まことに申しわけなく恐縮に存じております。私は常々職員を家族同様に考えておるのであります。
○山口(丈)委員 今同僚委員からも質問があり、今兼松職員局長の用語の不適当あるいは自分の態度についても反省せられて取り消しの答弁がありました。私は少くともその態度をもって臨んでもらいたい。なるほど組合の活動については、時には若干の違反行為が伴うようなこともあるでしょう。私は違法行為を是認せいというのではありません。
しかるに今回の問題をめぐって、少くとも労働問題の当面の責任者である兼松職員局長が、かかる失言をあえてなされたということについては、何か底意があって行われたものであろうとわれわれは考えるわけです。従って私は本日これ以上追及しようとは思いませんが、あらためてこの問題に対する党の御指示を仰いでこの問題を処理いたしたい、このように考えます。
兼松職員局長は、現職に来る前は東鉄局次長、今の管理局長に当たるのでありまするが、そのころから労働問題には御経験もございますし、また慕われておったのでございます。