1950-07-19 第8回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
さらに国税庁関係では、先般ちようどわれわれと同じく委員をしている宮幡通産政務次官がおられた当時において、私の選挙区である大阪西成の税務署長が、当時大蔵大臣としてまた兼任通産大臣としての池田氏から、差押えをした物件を競売するということだけは今しばらくやめて、そうしてなるべく税金を納める線でやるべきだと言われたという大臣の談話が本国会においてあつたのであります。
さらに国税庁関係では、先般ちようどわれわれと同じく委員をしている宮幡通産政務次官がおられた当時において、私の選挙区である大阪西成の税務署長が、当時大蔵大臣としてまた兼任通産大臣としての池田氏から、差押えをした物件を競売するということだけは今しばらくやめて、そうしてなるべく税金を納める線でやるべきだと言われたという大臣の談話が本国会においてあつたのであります。
○高瀬国務大臣 私は池田大蔵大臣の兼任のあとを引受けまして、やはり兼任通産大臣を引受けたわけであります。通商産業行政の重要性ということにつきましては、今澄さんの御意見の通りでありまして、私も同感でございまして、専任通産大臣がどうしても必要であるということは、私も確信をいたしておるのであります。
只今通産大臣はこの席におりませんから私代りまして前兼任通産大臣の御意向を以ちまして、さような措置を続けたいと考えておることを申上げます。
しかしながら大蔵大臣といたしましても、あるいは兼任通産大臣といたしましても、その基本的資格は衆議院議員でありますので、三週間という長期にわたります旅行、あるいはその他少くとも不在になる行為につきましては、議院の承認を要すると思いますので、それが確定次第所要の手続を経まして、その際にその任務、職務等は明確に皆さんの了解を得る運びになるだろうと私は考えております。
先だつてもこの点兼任通産大臣に質問したところが、そういつた金融の方法は私は知らぬというたいへん気の抜けたような話でありまして、どうも実に政府内においてこういつたできぬことをできそうに流布して、そして全国の中小企業者を、莫大に失望させるこの罪は軽からぬと私は考えております。これについてひとつ真相をお話願いたい。