1990-11-20 第119回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
同法案は、今武力行使も排除しないと四十万人の兵力派遣で攻撃態勢を整えつつある米軍の後方支援に自衛隊を派遣しようとするもので、憲法の平和主義の原則を踏みにじるものとして広範な国民の反対が起きました。政府は、廃案になったにもかかわらず多国籍軍への協力をあきらめず、自公民覚書に沿って新たな法案づくりを進めています。我々は、新規立法にはあくまで反対であります。
同法案は、今武力行使も排除しないと四十万人の兵力派遣で攻撃態勢を整えつつある米軍の後方支援に自衛隊を派遣しようとするもので、憲法の平和主義の原則を踏みにじるものとして広範な国民の反対が起きました。政府は、廃案になったにもかかわらず多国籍軍への協力をあきらめず、自公民覚書に沿って新たな法案づくりを進めています。我々は、新規立法にはあくまで反対であります。
先ほどおつしやつたように、四十三条の中の特別協定を結んで、兵力派遣の問題を決定することになつております。しかし国際連合そのものの建前は、われわれが常識的に考えましても、各加盟国が共同の軍事行動をとることによつて、個別的にできない集団的な安全を保障するという建前に立つておるわけでありますから、兵力をお互いに提供し合うということが国際連合の基本的な性格である、かように私は考えるわけであります。