1959-11-17 第33回国会 衆議院 外務委員会 第9号
○藤山国務大臣 共産主義方面からはそうだと思いますが、残念ながら四十九対十ではこれは困ったなあと考えております。
○藤山国務大臣 共産主義方面からはそうだと思いますが、残念ながら四十九対十ではこれは困ったなあと考えております。
共産主義方面から申しますると、現在の英米の政治形態、或いは思想の動き方、道徳などというものは全然これは共産主義社会には容れられないものであるということを思つているのです。この二つの異なつた出発点から出ている世界の動きなんです。而もこれらの動きは或時は人種的に或る時は殉教者的に世界中に具現して行かなければならないと考えられていると私は思つております。
官の仕事であるからして、それには非常な興味を持つて、そのために民需の仕事よりも改過遷善の率がよろしい、また民需の仕事はそれほど熱が入らぬということを聞きますと、何か囚人にイデオロギー的の考えがあつて、そうして一般公共の仕事であれば熱を出してやるが、私企業であれば、共産主義方面から行くというと、資本に奉仕するというような見地から、熱が入らぬという見地に立つように受取られました。