1962-04-30 第40回国会 参議院 地方行政委員会 第30号
まあ共産主義国等が、ああいう全体主義国等が大きな事業をやってる面は、私は必ずしも賛成いたしませんけれども、ある特定部面に大きな犠牲をしいて、そうして全体主義のもとに、ある一部に対して集中的に力を注ぐところに、ややびっこになっていますけれども、ああいう事態が起こってくると思うんですね。そういう方式というものを私は全面的に肯定していません。
まあ共産主義国等が、ああいう全体主義国等が大きな事業をやってる面は、私は必ずしも賛成いたしませんけれども、ある特定部面に大きな犠牲をしいて、そうして全体主義のもとに、ある一部に対して集中的に力を注ぐところに、ややびっこになっていますけれども、ああいう事態が起こってくると思うんですね。そういう方式というものを私は全面的に肯定していません。
○国務大臣(岸信介君) もちろん、国防会議におきまして、極東におけるいろいろな自由主義国、また共産主義国等の状況につきましても、できるだけ情報を集めてこれはある程度そういう情報に基づいて私どもは判断をし、考えていっております。
○曾祢益君 その議論で行くと、例えば或る種の共産主義国等におきまする強制労働も、個人がこれを志願したことによつてやつているんだということになつて、それじやあ民主主議というものは成り立たない。
それからあえて自由国家のみをもつて目標といたしておらないことは先ほども申した通り、でき得ればなるべく広く円満なる関係に入りたいと思いますが、しかし共産主義国等においてはいまだ何らの交渉はないのであります。交渉があればそのときに考えますが、これもその国の政策もあるでしよう、国情もありましようから、そう簡単には参らないと思います。