2000-02-15 第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第2号
今回の共済年金制度改正も、長期的な給付と負担の均衡を確保するということの基本的な考え方に立ちまして、厚生年金制度改正を踏まえたものとなっております。その意味で、今回の制度改正によりまして、先生御指摘のとおり、機械的計算によりますれば生涯受給額の減少というものがあるわけでございますが、一方では生涯の保険料負担額の軽減というものもございます。
今回の共済年金制度改正も、長期的な給付と負担の均衡を確保するということの基本的な考え方に立ちまして、厚生年金制度改正を踏まえたものとなっております。その意味で、今回の制度改正によりまして、先生御指摘のとおり、機械的計算によりますれば生涯受給額の減少というものがあるわけでございますが、一方では生涯の保険料負担額の軽減というものもございます。
なお、現行法ベースによる最終掛金率の見通しは三四・九%でありますから、今回の共済年金制度改正によりまして最終掛金率は二割程度低くなるものと見込まれております。
今回提案の地方公務員共済年金制度改正案に関連しても両新聞の指摘と全く同様で、地方公務員の高齢者雇用対策に真剣に取り組む必要があります。 そこで、二点伺います。 第一点は、自治省としての具体的な取り組み案があればお示しいただきたい。第二点は、高齢者向きの非常勤ポストを拡充することはどうだろうか。 御参考までに東京都の制度について御紹介申し上げます。
○芦尾政府委員 今回の年金改定の対象となりますのは、昭和六十二年度末までに発生した年金の受給権者百二十一万七千人でございますが、そのうち昭和六十年の地方公務員共済年金制度改正前に支給を受けていた年金額を保障されておられる方、いわゆる従前額保障の適用を受けておられる方でございますが、この方が五十三万五千人程度見込まれておりますので、実際に年金額が増加することになる者はおよそ六十八万二千人余と見ております
きのう急に決まったものですから、前回の百三国会におきまして私学共済年金制度改正案に対する附帯決議十六項目がついておりますが、この附帯決議がどのように措置されていったのか、この点についてきょう一応メモ的に回答願いましたところ、ここに出てまいりました。
○米沢委員 余り時間もありませんので、私はこの共済年金制度改正に伴う自衛官の年金問題等についてお尋ねをしたいと思います。 御案内のとおり、自衛官につきましては精強性維持のために一般公務員には例を見ない若年定年制がとられており、大半の自衛官は五十三歳の若年で退職しております。
政府といたしましては、当面、国会に御審議をお願いしておりまする共済年金制度改正法案の成立を期するとともに、臨時行革推進審議会答申及び日本国有鉄道再建監理委員会意見について、既に閣議決定を行った具体化のための方針に基づき、次期通常国会に所要の法律案を提出するなど、改革の推進を図っていくつもりでおります。
具体的には、農林年金の組合員及びその扶養配偶者について国民年金の基礎年金の制度を導入し、農林年金の給付はこの基礎年金に上乗せして行う給付とすることを内容とした改正案を共済年金制度改正の一環として今国会に提出し、御審議をお願いしておるところでございます。
最初に結論から申し上げますと、後で触れたいと思いますが、一部修正の上この法案を成立していただくと同時に、昨年二月二十四日の閣議で決定されました公的年金制度の改革の中にあります共済年金についても、基礎年金の導入を図る等の改革の趣旨に沿った制度改正を行うため、さきに答申のありました共済年金制度改正案の審議に早急に着手していただきたいというのが私の結論でございます。
年金財政につきましては、現在は成熟度はそれほど高くはございませんけれども、ここ近年の成熟度の高まりのテンポということから申しますと、先生御指摘のとおり、やはり年金収支率の将来の悪化ということを見通さざるを得ないような状況がございまして、五十六年の四月からは従前の掛金を引き上げて千分の百九に改定をしたという経過になっておるわけでございますが、今後、この公的年金制度の改革に伴います共済年金制度改正の全体
今後、公的年金制度の改革に伴います共済年金制度改正の検討ともあわせまして、負担の限界なり給付との均衡等を考慮しながら、年金財政の健全化につきまして真剣に検討をしていく必要があるというふうに考えております。
○保田政府委員 失権について重ねての念押してございますけれども、先ほど御答弁いたしましたように、この問題についてはことしの秋までの共済年金制度改正の作業の中で大いに検討させていただきたいと思います。その方向についてここで御示唆をするということは差し控えさせていただきたいと思いますけれども、先生の御要望があったことは、念頭に置いておきます。
その点につきましても、今後の共済年金制度改正の作業の段階で勉強させていただきたい、こういうふうに考えております。
それから「共済年金制度改正の検討項目整理メモ」の中に「共済年金の基本的性格」として、「社会保障としての公的年金制度であり、厚生年金の代行とも考えられるが、そのほかに企業年金的なものが付加されている。なお、事業主が行う福祉代行的役割をも果たしている。また、公務員法を根拠法としていることに見られるように、公務員制度の一環でもある。
その結果といたしまして、共済年金制度改正の検討項目整理メモというものをまとめていただいたわけでございます。この整理メモの中で、当面早急に取り上げるものとされました事項については、大体五十四年の共済組合法の改正内容に取り入れられたところでございます。こういった経過を経まして、この懇談会は一応の区切りがつけられまして、使命は果たされたのではないかというふうに考えておるわけでございます。
○原田立君 高齢化社会に対する公的年金制度のあり方について、年金制度基本構想懇談会による中間意見及び報告、共済年金制度懇談会の「共済年金制度改正の検討項目整理メモ」、あるいは社会保障制度審議会の勧告等々、ここ二、三年、関係各方面からの専門的意見が多く発表されているわけでありますが、共済組合制度の改善事項など、農林年金にも直接関係する内容のきわめて重要な問題が多く含まれていると思うのであります。
この改正案は、過去衆参両院で付されました附帯決議、あるいは共済年金制度懇談会の共済年金制度改正の検討項目整理メモのうちで、当面早急に取り上げるものとして挙げられました項目は、いささかの積み残しはございますけれども、かなり積極的に盛り込まれた努力が見られるのでございまして、そういう意味でおおむね妥当なものである、このように思うのでございます。
この懇談会では、各メンバーから検討のための議題というものがそれぞれ提出をされまして、八回にわたりまして細部の検討を行った後に、共済年金制度改正の検討項目整理メモというものをつくりまして、当面早急に取り上げるべき事項と今後さらに検討を重ねる事項、こういうふうに振り分けまして、当面早急に取り上げるべきものという振り分けをされた事項につきましては、今回国会に御提案を申し上げております法律案の内容として取り
○宮尾政府委員 共済年金制度懇談会におきましては御承知のように、共済年金制度改正の検討項目整理メモという中で、当面取り上げるものといたしまして、「国庫負担割合については、他の公的年金制度とのバランスを考慮して是正する。」こういうことを述べておられます。
○禿河政府委員 懇談会において示されました「共済年金制度改正の検討項目整理メモ」の中で、後半の「今後更に検討を重ねるべきもの」というのがございます。これにつきましてはおっしゃいますとおり、非常に今日的な大きな問題も含んでございます。しかし実はそれぞれ大変むずかしい、また相互に関係をする問題が多うございます。さらに公的年金制度全般に強く関連する事項というものもございます。
そういたしました結果、第八回の会合におきまして、昨年の十一月の初めでございますが、共済年金制度改正の検討項目整理メモというのがまとまりまして、当面早急に取り上げるべきものとそれから今後さらに検討を重ねるべきもの、こういうことで、二十数項目にわたりまして問題を指摘、整理されたわけでございます。
したがって、共済組合法改正案の項目中、最も重視すべき点は、共済年金制度改正の第一項にあると言わねばなりません。 まず第一に、共済年金制度とは何なのか、その性格、本質について明らかにせねばなりません。 性格は、公務員などの退職後の生活を保障し、補完していく制度でございます。したがって、本質的な運営は、社会保障的な制度を中軸として、社会保険制度で補充していくべきものでなければなりません。