2000-04-21 第147回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第6号
さかのぼれば、基本的には私はエマニエル・カントまで戻って、恒久平和論で、やはり民主国家、共和国家であればそれだけ戦争がなくなるというふうな考え方が根本にあるんだろうと思います。そして、国際連盟のときには、一九二二年に国際知的協力委員会というものが設立されまして、哲学者のアンリ・ベルクソンが委員長になり、そのほかに当時の非常に著名なマリー・キュリーとかアインシュタインもメンバーになっておりました。
さかのぼれば、基本的には私はエマニエル・カントまで戻って、恒久平和論で、やはり民主国家、共和国家であればそれだけ戦争がなくなるというふうな考え方が根本にあるんだろうと思います。そして、国際連盟のときには、一九二二年に国際知的協力委員会というものが設立されまして、哲学者のアンリ・ベルクソンが委員長になり、そのほかに当時の非常に著名なマリー・キュリーとかアインシュタインもメンバーになっておりました。
ただ、将来的に日本は共和制、完全な共和国家にするという国民の動きがあり、そして国民がそれがふさわしいんじゃないか、こういうふうな形になるのであればそのときには憲法を改める必要がある、こういうふうに考えておりますが、今のところの議論では、逆に天皇制を強化するという議論は出ていましても廃止するという形での議論が出ていない現状のもとで、私は、ここについては国民の、国民の側といいますか、どちらかというと運動
さて、ここで教えていただきたいと思いますことは、もう一つ憲法にかかわることでありますが、今までいわば連邦国家を形成しておりましたソ連邦が、ベルリンの壁の崩壊以降これまた崩壊いたしまして、てんでんばらばらの共和国家になってまいりました。それとは全く裏腹に、西欧十二カ国がEUという名のもとに、欧州国家運邦と申してもいいようなものを形成しつつあります。
まさか、今言われた道州制並みの共和国家連合というわけにはいかぬでしょうが、道州制というようなものを志向するような形の地方経済のブロック化などというものについて、あわせて考えていく必要があるのじゃないか、そういう問題意識を私は持っております。
したがって私は、今日の情勢は、ホメイニ反体制派、こう言いますけれども、すでに暫定政権を確立しましたし、いずれにしても回教徒の民族的な共和国家というものはイランにおいて成立するであろう、これは避けられないであろう、こう言わざるを得ないのではないかと思うのです。そういたしますと、今日ペルシャ湾岸のゲリラ活動の拡大、拡大連鎖といいますか、こういう傾向も出てくるでしょう。
現に、西ドイツを見ますならば、西ベルリンの代表はドイツ共和国家の国会に代表を送っております。議決権は持っていないが、審議権を持っておる。私は、少なくとも、この際日本の領土の一部である沖縄に対して代表が国会に参加することを認めるべき措置を講ずべきだと思うのですが、この点はどうお考えになりましょうか。