1954-04-09 第19回国会 参議院 外務委員会 第18号
そこで今も共和党政権と日本の政府とがMSA協定を結んでだんだんに親しくなつて行くという場合には、アメリカが若し非常に極端な反共政策をとるような場合、例を挙げればダレス国務長官の一月十二日の声明のように例えば朝鮮の問題、インドシナの問題、これで共産国の軍事力が不当な侵略をする場合には、アメリカは自分の持つている原子力の武器を以て即座にこれを報復的に攻撃するというようなことの演説をしておりますが、そうなりますと
そこで今も共和党政権と日本の政府とがMSA協定を結んでだんだんに親しくなつて行くという場合には、アメリカが若し非常に極端な反共政策をとるような場合、例を挙げればダレス国務長官の一月十二日の声明のように例えば朝鮮の問題、インドシナの問題、これで共産国の軍事力が不当な侵略をする場合には、アメリカは自分の持つている原子力の武器を以て即座にこれを報復的に攻撃するというようなことの演説をしておりますが、そうなりますと
で、最近民主党政府が共和党政権になりましてからアメリカの方針が変りまして、長期の借款は世界銀行からすべきである。輸出入銀行は、設備資金を貸してはならない。一番長い場合でも十五カ月以内の短期の資金しか貸してはいけないというふうにきめられたのであります。
しかるに、その後米国の共和党政権が対外政策全般の再検討を終るまでは大規模の関税交渉を行わない方針を決定いたしましたので、他の締約国も米国を除いた関税交渉は意味がないとの態度をとることになりましたために、この特別会期は開かれず、従つて、わが国のガツト加入はさらに延期されることとなつたのであります。
○山手委員 世界銀行に振りかえられたという話は今お話の通りでありますが、民主党政権から共和党政権にかわつて、できるだけ向うの減税措置を優先させようということからいろいろ問題が起きたのであつて、それは私承知をいたしておりますが、この借款はもう一年前からやつておつて、東京においてもいろいろ話をし、国務省は非常な乗り気でこれに話をつけてやろうということでやつておつたのでありますが、こちらの方でいろいろぐずぐずしておつたという
アメリカにおいてアイゼンハワーが大統領となつて以後共和党政権が確立するや直ちにヤルタ秘密協定の破棄を提唱したのであります。ヤルタ秘密協定に対しては、共和党が在野党であつた当時から、一九四五年の二月に行われたルーズベルト、チヤーチル、スターリンの秘密協定に対して非難を加えて来たのであります。御承知のようにルーズベルトはこの責任を感じて悶死したとまでいわれているのであります。
で、政府は休戦成立後の新らしい段階以降も依然といたしましてこれらの、特に共和党政権下におきまするところの米国の、我々から言うならば自己中心の積極強硬外交を全面的に受入れて無条件にこれに追随して行くのであろうかどうかということは、国民が又今ひとしく心配をいたしているところでございます。
二十年ぶりの共和党政権は、アメリカ国民の変化を欲する要求から生まれたものであります以上、アイゼンハウアー氏はその施策の上でこれにこたえんとするのは当然でありましよう。コンテインメントからロール・バツクへの転換は、選挙裡における公約でもありました。
独立後第二年の春を迎えたわが用は、朝鮮休戦交渉の失敗、米国における共和党政権の樹立による対ソ強硬政策の展開、ソ連圏における大規模な血の粛清等、容易ならざる国際情勢に当面いたしておるのであります。わが国の外交方針にして、一歩その道を誤まれば、悔いを千年の後に残す、真に重大な時期に際会しておると信ずるのであります。
それゆえにこそ、新たに成立しました共和党政権が、その内外の政治の基本方針をいかに具体化し、いかに政策化して行くかは、世界各国の注視の的であると私は考えるものでございます。(拍手)もちろん、アイゼンハウアーも、新国務長官に就任しましたダレスも、外交方針の基本線が政権の交代によつてかわるものではないということは今までもしばしば確言いたしております。