1981-11-24 第95回国会 参議院 文教委員会 第7号
とにかく大量購入とか、それから共同献立とか、こういうことを区の方で押しつけてくるわけですが、これはやっぱり栄養士さんが裁量を持っておりまして、栄養士さんが自分で献立を立てて、そしてちゃんとしたいいところで、地場のものを、新鮮なものを、しゅんのものを購入して、そしてそれを調理するというのが理想的なわけです。
とにかく大量購入とか、それから共同献立とか、こういうことを区の方で押しつけてくるわけですが、これはやっぱり栄養士さんが裁量を持っておりまして、栄養士さんが自分で献立を立てて、そしてちゃんとしたいいところで、地場のものを、新鮮なものを、しゅんのものを購入して、そしてそれを調理するというのが理想的なわけです。
共同献立は栄養士が集まって経験と知恵でつくったよいものだと推奨する人は言いますが、実は最低の献立になってしまうのです。立案の段階で人員不足だとか能力差の違いとかいうことが考慮されます。施設設備の違いがあることも考慮に入ります。その上に労働意欲だとか労働条件が大きく絡みます。
いま先生御指摘の共同献立の作成は、同一市町村内における子供たちの給食費を一律にする、また物資の円滑な一括購入体制を確立するというようなこととも関連して進んでまいってきております。そのこと自体はそれなりに意味あることだというふうに私ども感じておりますが、先生御指摘の、そのことによって給食が画一化するという問題は、やはり大変注意していくべき問題であろうと思います。
それから、同じように給食の形態として単独校調理が望ましい、これは教育の一環ということから言えば私どもそうだと思うのですが、最近は特に共同購入、共同献立というようなので五千人から一万人、それがずっときて、ともすれば給食が一律化するという傾向がありまして、これは余りいいことじゃないと私は考えておりますが、文部省では、どうお考えでしょうか。