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9件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

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1999-05-19 第145回国会 衆議院 法務委員会 第14号

ただ、集団的な犯罪ということになりますと、刑法上の理論としては、これは、かつて私は早稲田大学の法学部で学びましたけれども、その当時、私が刑法を教わりました斎藤金作教授がいわゆる共謀共同正犯論というのを確立されて、これが複数者による犯罪、特に実行犯の裏に、大物でそれを策謀しあるいは指示するというような者がいる、この刑事責任を問うためにはということで立てられた一つの理論だろうと思うのですけれども、こういう

佐々木秀典

1999-04-28 第145回国会 衆議院 法務委員会 第9号

必ずしも一人一人が実行行為をしなくても、特に共謀共同正犯説というものに立って、その上で、全く実行行為にかかわらない、しかしその犯罪に対する重い役割を担っている者は、実際判例法上罰することができるというような観点に立ったとき、組織犯罪法を置かなくても、共犯のこの共謀共同正犯論をさらに敷衍して、重要視して判決を下していただくならば、この立法は要らないのではないかというような説もありますが、これに対してはどうですか

山本有二

1971-12-23 第67回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、逓信委員会、建設委員会連合審査会 第1号

たとえば、放送内容について日本がタッチしたほうがいいのか、それともタッチしないほうがいいのか、いわゆる共同正犯論というのが出たように報道では聞いておるわけです。タッチすればタッチしたで、その放送内容がある国を刺激したということになると、日本政府もタッチしておるのだからということで、これは重大な、共同正犯も直ちに問われるという心配がある。

野上元

1952-05-15 第13回国会 衆議院 法務委員会 第51号

その主義を打破いたしまして、いわゆるナチス拡張共同正犯論、意思刑法に置きかえたのがこの破防法であります。これによりまして教唆扇動までもみな独立罪としておる。もし教唆扇動独立罪でありますならば、その教唆扇動または教唆幇助ということが刑法総則から出て来まして、いもづる式に多数の人間をひつぱることができる、かような規定を置いた。

猪俣浩三

1952-05-15 第13回国会 衆議院 本会議 第42号

しかるに、本案に至りましては、予備、陰謀から未遂、新たに煽動ということまでもつくり出して、これを一切処罰するというように、いわゆるナチス拡張共同正犯論という、フアツシヨの政権保持刑法理論をまねたと思われる思想から、こういう教唆とか、その他幇助、こういうものをみな独立犯罪として——刑法においては、これは独立犯罪じやございません。

猪俣浩三

1952-04-22 第13回国会 衆議院 法務委員会 第39号

かようないわゆるナチス拡張共同正犯論のような理論構成から、かような処罰者を広めるというようなことを私どもははなはだ遺憾とするものであります。この二項、三項のごときはまつたく不要なものであつて、教唆犯刑法総則におきまして処罰されることになつておりまするから、それだけでいいわけなんだ。

猪俣浩三

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