1963-02-05 第43回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号
○田中国務大臣 日本が人口の数において共同市場であるという考え方、これは一つの文書の上、演説の中では言い得ると思いますが、共同市場というのは、世界的な経済関係において、一つの単位として共同市場論が出ておるのでありますから、私は日本がEECやアメリカに匹敵をする共同市場であるというような考え方は持てないと思いますが、しかしEECやイギリスやアメリカを含めた主要十カ国というような関連において一つの有力な
○田中国務大臣 日本が人口の数において共同市場であるという考え方、これは一つの文書の上、演説の中では言い得ると思いますが、共同市場というのは、世界的な経済関係において、一つの単位として共同市場論が出ておるのでありますから、私は日本がEECやアメリカに匹敵をする共同市場であるというような考え方は持てないと思いますが、しかしEECやイギリスやアメリカを含めた主要十カ国というような関連において一つの有力な
次に、これはきょうの毎日新聞の社説を拝見して私は非常に示唆のある案だと思うのですが、この共同市場論につきまして、社説の伝えるところは、アジアの地域が、スターリング、それからドル、フラン、そういう通貨の点だけ見ても多種多様じゃないか、とりあえずこの通貨の決済機関的な機構をまず検討して、これを話し合いするだけでも一歩前進ではないかという案が示されておる。
あなたの言われるような格好ならば、なぜラテン・アメリカの共同市場論が今ごろ出てきたり、あるいはまたイギリスを中心とする自由貿易諸国のブロック化が、今度のガット総会を中心にして、もっと強化される方向になったり、出てきたりしますか、その辺に対するあなたの見方の甘さというものに対しましては、ほんとうにがっかりさせられたわけであります。
私は昨年度ヨーロッパを回りましたけれども、そこで出てきておりますところのヨーロッパ全体の、たとえば共同市場論に対する取り組み方、つまり国際経済の動き方に対しまして、各国とも真剣な配慮を払っている。それに対する最も上のクラスでの対策が、いろいろな形で検討されつつあった。その際に私戻ってきて今の臨時国会で金準備の問題をただしましても、ほとんど何ということはなかった。