2007-06-14 第166回国会 参議院 文教科学委員会 第19号
最後に、元公立小学校教員中島啓子君からは、教育委員への保護者の選任を義務付けたことは女性の割合が低い現状を見ても非常に有意義である。副校長の導入は、多忙な校長を助ける意味から賛成だが、一名増員であればスムーズに行くと思う。指導教諭については、管理職以外の道で頑張っているベテランの励みになるものであり、優遇措置について国の配慮をお願いしたい。
最後に、元公立小学校教員中島啓子君からは、教育委員への保護者の選任を義務付けたことは女性の割合が低い現状を見ても非常に有意義である。副校長の導入は、多忙な校長を助ける意味から賛成だが、一名増員であればスムーズに行くと思う。指導教諭については、管理職以外の道で頑張っているベテランの励みになるものであり、優遇措置について国の配慮をお願いしたい。
採用試験等を見れば、昭和五十四年度の公立小学校教員採用試験受験者が七万三千人、採用者数は二万三千人、競争率は三・二倍。昭和五十四年度から平成六年度まで見ますと、競争率が五倍、平成十一年度は十二倍。異常に高い競争率になっているわけでございますので、三十人学級の実施により教員の採用数が増加することにより、現在非常勤講師として活躍されている方々にも大きな門戸が開放されることになるのではないかと。
ちなみに、公立小学校教員の採用者数は、一九八三年から八七年のわずか四年の間に、一万五千二百十六人から一万七百八十四人へと、二九・一%、三分の一近く急減しております。そのあおりで、国立教員養成大学・学部卒業生の教員就職率、正式採用率は、全国で八〇年三月の七五・〇%から八七年三月の四八・六%へと、二六・四%も低下してまいりました。
○松永忠二君 資料出していただいているのですけどね、資料の中の公立小学校教員の需給についてと出ていますが、新規卒業者の供給実績というのがそこに出ていますが、教員養成学部七千、一般大学学部千七百で、短大、養成機関等で三千三百、この合わせた数が一万二千になるんですね。