1988-10-26 第113回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第15号
ところがこのヘルパーも、今までの考え方、すなわち公的福祉事業の内容が生活保障であったり、また施設中心の考え方であったために、ヘルパーの社会的地位が非常に低かった。これは先ほど申し上げたとおりであります。ところが最近になってやっと社会福祉士であるとか介護福祉士の国家資格制度ができて、そしてケースワーカーの仕事として確立されることになったわけであります。
ところがこのヘルパーも、今までの考え方、すなわち公的福祉事業の内容が生活保障であったり、また施設中心の考え方であったために、ヘルパーの社会的地位が非常に低かった。これは先ほど申し上げたとおりであります。ところが最近になってやっと社会福祉士であるとか介護福祉士の国家資格制度ができて、そしてケースワーカーの仕事として確立されることになったわけであります。
そうして公的福祉事業がある、私的福祉事業がある。そうすると、これに該当するものは、私的福祉事業に仕事をされるところの職員の方々が適用されるわけでしょう。そうすると、その政令に委譲されているという、そのいろいろの施設、それはどういうところまで想定されるのですか。
○参考人(中川幽芳君) 只今二人から申上げられました通り、この民生委員法の改正につきましては、協議会といたしましては全国の民生委員の代表者にしばしばお集りを願いまして、それで極めて民主的に或いは又市町村の実際の市町村でお働きになつているかたがたの御意見というものを十分取上げまして、殊に国家の政策といたしますところの公的福祉事業との関連というものが如何にあるべきかということで、いわゆる実際活動のかたがたの
言うまでもなく自分の所管の中には公的福祉事業がある。民間福祉事業といえども、今申上げたがごとき公共性が要請せられておる立場から言いますれば、政府がそれに対しての一定の指導方針、政策がなくてはならん次第であると考えられます。そこで国の責任としての社会福祉事業を将来どういうふうにやつて行こうとするか、又同様にこの公共企業団体が担つておるところの責任がございます。地方公共団体の担つておる責任がある。
国家社会の公共性を強調しながら、国も地方公共団体もみずからの努力によつて、みずからの責任によつて福祉の実を挙ぐべき、その責任を回避し、又民間社会事業家はみずから口にいたすところの自主性、特徴性というものを放棄いたしまして、積極性を失うて、ただ政府の補助金によりましてこの経営をイージーにやつて行く、又みずからもそれによつて衣食を求めるという非常に消極、退嬰的な姿にありますということが、一面においては公的福祉事業