1961-04-21 第38回国会 参議院 農林水産委員会 第33号
そこでお伺いいたすのですが、林業の基本問題につきまして、公有林、それから公有林対策並びに私有林、あるいは分収造林、官行造林いろいろそれぞれについて基本問題でその対策について答申がなされているわけなんですが、私は端的にお伺いいたしますが、先日も大臣に質問し、どうしても要領を得ないのでございますが、自治省とのこの了解事項の中の2(1)のところに、「公有林野の縮小を促進するような政策は原則としてとらないこと
そこでお伺いいたすのですが、林業の基本問題につきまして、公有林、それから公有林対策並びに私有林、あるいは分収造林、官行造林いろいろそれぞれについて基本問題でその対策について答申がなされているわけなんですが、私は端的にお伺いいたしますが、先日も大臣に質問し、どうしても要領を得ないのでございますが、自治省とのこの了解事項の中の2(1)のところに、「公有林野の縮小を促進するような政策は原則としてとらないこと
○北村暢君 それではもう時間が時間のようですから、あまりお引きとめしても無理かと思いまするので、ここら辺で終わりたいと思いますが、ただ一点だけ清井さんにお伺いしたいのですが、今度の公団、特に分収歩合というものとの関連で、基本問題調査会の答申案である林業問題の基本問題並びにその対策という中にある公有林対策というものについての趣旨とこれは合致したものであるかどうかということは御検討になられましたか。
そこですべて問題解消というわけじゃありませんが、残った一番大きなやはり焦点は、公有林対策、公有林政策というふうに言っても過言でないというふうに思うわけなんだが、しかしながら、公有林問題というのは、部落有林問題を含めてきた、非常にむずかしい扱いにくい問題であるということは、私もよく承知しておるわけなんですが、そこで一体林野庁は公有林政策というものをどういうふうにお考えなのか。
そういう点から考えまして、やはり市町村有林等につきましては、その市町村みずからが市町村有林の経営につきまして自主的な考え方に立った施業をやっていくということが最も望ましいように思うのでありますし、今後われわれといたしましても、そういう線を大きい目標といたしまして、公有林対策というものを進めていかなければならぬように思っておるのであります。
○北村暢君 それじゃお伺いしますがね、今度の基本問題調査会の答申案による公有林対策の基本的な考え方は、従来明治以来官民区分がなされて、そうしてこの入会権というものを公権化政策をとって、公有林政策というものを推進してきた。今度の答申案は明らかにこの公権化の政策を私権化することの政策に踏み切った、そういう重大な制度上の変革をこの答申はなされているわけです。
○野村参考人 主として私、農林漁業基本問題調査会の林業部会の第一委員長をやっておりました関係で、私に与えられた問題は基本対策と主として公有林対策に関する問題だろうと思いますので、基本対策に盛られている公有林対策の考え方の大方のところを申し上げたいと思います。
これは相当な面積が公有林はございますけれども、一番これが荒れているという現状でございますので、将来の林政の中心は、やはり公有林対策ということに中心を置いていかれた方がいいのではないか、という所見も持っておりますが、あわせて二、三の問題についての御意見を伺いたい。
これは毎年千町規模の仕事をやって参る、こういう仕事が一方において行われておりまするのと同時に、公有林対策といたしまして、非常に大規模な官行造林事業というものの要請が実はあったわけでございます。私どもといたしましては、これらのことにつきまして、可能な限り国としてもこれをお手伝いするということで、他の県に例を見ないような緊密さをもちましてこれらの事業の推進に当って参っておったわけでございます。
戦前の民有林行政はこれを簡単に表現いたしますると、大正から昭和の初期にかけましては、治山治水と公有林対策とが中心をなしておりまして、次いで昭和十四年の森林法の改正を転機といたしまして、私有林地を含めた森林経営の全面的な規整と、この仕事のにない手として森林組合を育成強化することに重点が向けられていたのであります。