1977-10-26 第82回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第2号
○国務大臣(石原慎太郎君) お断りしておきますけれども、いま挙げられました水俣病の患者にしろあるいは公害健康被害患者の問題にしましても、これは要するに公害の健康項目に属する問題でございまして、これは、私はもう再三申し上げておりますように、大体公害基本法そのものにも調和というものは含まれておりません。
○国務大臣(石原慎太郎君) お断りしておきますけれども、いま挙げられました水俣病の患者にしろあるいは公害健康被害患者の問題にしましても、これは要するに公害の健康項目に属する問題でございまして、これは、私はもう再三申し上げておりますように、大体公害基本法そのものにも調和というものは含まれておりません。
なおそれ以外にも、いまの公害基本法そのものが現在でもいいのかどうか、これは始終検討を加えていかなければならぬという点については、意見は別に違った意見を持っているわけではありませんので、その点はそのようにお聞き取りをいただきたいと思います。
しかし日照権以外に、まだいまの公害基本法そのものがこれで十全であるとは申すわけにいきませんので、したがって、公害基本法に追加すべきもの、あるいは何か新しい観点のもとにやるべきものがないかどうかという点は、これはまあ始終われわれとしては検討を加え、勉強をしなければならぬ問題である、こう申し上げたわけであります。
そういう際に、やはり公害基本法そのものを基本的にもう書き改めるべき段階に来ているのじゃないか、こういう議論がございます。その際、その当然の一環といたしまして、ただいま御指摘の点につきましても、これはもうそういうものを一切削除する、なくす、こういうことで基本法全体を書き改めよう、こういうことに閣僚会議においても結論が出たわけであります。
この点、私、厚生大臣の所管に関すると思いますが、公害基本法そのものが改正せらるべき時期に到着いたしていると思います。でありますから、この問題と関連しながらも、大臣からはかって国民に向かって公害省を設置したいと呼びかけられたので、われわれはそれを新聞報道で受け取ったのでありますが、その気概、その方針、対策等についても明確にお答えを実はいただきたい。