1954-03-20 第19回国会 参議院 予算委員会 第18号
それからポンドの金ドル平価、これはこの間ちよつと日本はポンドに対して変えましたが、あの金ドル平価公定為替相場、これには何らの変更を加えてございません。従いまして、こういつたポンド貨の振替に関する制限は緩和されたわけで、日本のためには幾らかでも都合がよい。イギリスとしてはそれだけ経済の安定をこれで示したものと、こういうふうに見てよいのじやないかと思います。
それからポンドの金ドル平価、これはこの間ちよつと日本はポンドに対して変えましたが、あの金ドル平価公定為替相場、これには何らの変更を加えてございません。従いまして、こういつたポンド貨の振替に関する制限は緩和されたわけで、日本のためには幾らかでも都合がよい。イギリスとしてはそれだけ経済の安定をこれで示したものと、こういうふうに見てよいのじやないかと思います。
○中村(三)委員 経済安定のことでありますが、どうもアメリカのウオール・ストリートあたりでは、日本の公定為替相場について相当疑いを持つておるようであります。これは有力な資料かどうか、私は確言はできませんが、数日前英文夕刊朝日の中に載つておつたのです。
そのようなものは今固定的公定為替相場をとつております日本としては、考える余地のないことであつて、なぜそれが唱えられるかわかりません。しかるに今の外国為替資金特別会計というものに資金的制約がありまして、運用必ずしもおもしろくなかつた、現におもしろくないということは事実であります。
○政府委員(木内信胤君) 従来インドネシアは自分の為替相場は公定為替相場で、実勢の三分の一ぐらいにしておりますが、今の輸入証明書の話が出ましたが、あそこは輸出証明書です。
なおこののちの十七条でありますが、本来この外貨建の財産であつて損失補償を外貨ですべきものを、この十七条の第三項で連合国人との妥協がついて、外貨でなしにそれを円貨換算で補償をして事を済ますという場合には、まあ観念的には昔例えば二十三ドル十六分の七が百円であつたものが、こいつを今の公定為替相場でやると、三百六十円が一ドルということになるために、その間の関係を見ると、日本の為替比率の低落、即ち貨幣価値の低落分