1980-10-23 第93回国会 衆議院 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号
○佐々木参考人 私も公定歩合論議にはずいぶん悩まされた方でございますけれども、いま先生が御指摘のように、最近の公定歩合論議はちょっと度が過ぎると思っております。非常に残念なことだと私は日本銀行のOBとして痛感しておる次第でございます。
○佐々木参考人 私も公定歩合論議にはずいぶん悩まされた方でございますけれども、いま先生が御指摘のように、最近の公定歩合論議はちょっと度が過ぎると思っております。非常に残念なことだと私は日本銀行のOBとして痛感しておる次第でございます。
その間、記憶を呼び戻してみますと、最初はまずいわゆる財政再建に対する公債依存度と財政収支試算とかいうようなものが主たる論争点になって、それから今度はだんだん公定歩合論議というものに移って、いよいよ参議院を通過するころはまさに国債消化が中心になった議論になってきた。着ておるものも冬服から春ものに変わってくるということでございますので、世の変遷をしみじみと私も感じたわけでございます。
○国務大臣(竹下登君) まず最初の、一般論としての、ここで公定歩合論議をすることが非常にむなしい状態になっておる、これは私も、いろいろなそれについての感想はそれなりに持っております。すなわち、中村さんの時代や私どもの時代で教わったのは、どちらかといえば、まあ財閥が金融機関を支配しておる時代でありまして、したがって公定歩合の操作などというのは直ちに投機につながる。
今回も同じでございまして、六・一%国債が八十八円程度で流通利回りが八%を超えるというような状況のもとでの改定でございましたけれども、これも公定歩合論議が行われておるというような最中で、そういう意味での金に対する先行きの不透明感というものが大きかったこと、それから、やはりいま相場として上場されておりますものが、取引所の通則といたしまして現存する最長期ものを上場するということになっておりますと、どうしても
これはいま通常言われております、けさほども御議論になった公定歩合論議とは別といたしましても、国債の発行について他の経済政策、金融政策との整合性を図りつつ、次回発行のときにもし金融情勢が——金融情勢と申しますか、市場における実勢というものが今日のような状況であれば、発行するとすれば条件の改定というものを考えるべきであるというふうに考えております。
ありましたが、私は、いま新聞等で伝えられている目前の公定歩合論議ですね、これに対しまして私の考え方を示したことはございませんです。
これは新聞等で御承知のように前年の二〇%カットをやるということで、公定歩合論議と相並んで少なくも一−三の金融引き締めというのは相当きつくなるということは、はっきりしておる状態でございます。したがって、企業側の年内に入る金というものとの関連だけではなくて、資金供給側からの規制もございまして、率直に申しまして、一−三月の資金問題というのは石炭産業にとってたいへん心配な時期でございます。
しかし日本は公定歩合というものに対して非常に敏感でありますし、公定歩合論議というものがどこででも出るということであり、そういう方向でと言われましたが、日銀にも記者クラブがございまして、公定歩合論争を毎日やっておる。こういうような公定歩合に対しての非常な歴史もございますし、他の国と違う状態にあります。こういう特殊な状態というもので公定歩合に対するウエートが非常に強い。