1952-01-31 第13回国会 参議院 通商産業委員会 第4号 併しながら何分にも金銀採掘製錬のためのコストが、貨幣価値の下落に応じて大いに昂騰しておりますが、金の価格はアメリカの公学相場を基準にしまして国内相場が定められておりますために、而もそのアメリカの公定相場は過去十八年間一トロイオンス三十五ドルに据置かれたままでおりますので、金はその製造原価が公定価格の二倍以上に達する結果となつておりまして、金山の赤字経営は全くここに胚胎しておるのであります。 園原巌