1949-04-11 第5回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
公團資金の不足、公團の赤字、あるいは事業出資、こういうものがまたこの普通歳入でまかなわれておる、こういう点が一つだと思います。さらに進んで從來市中金融機関及び日本銀行から借入れておりました借入金の返済を、今年度の予算から実施する。すなわち復金に対する出資資金をもつて復金債、市中の償還を行う。あるいは貿易資金の二十三年度の日本銀行借入れ残高を本年度の歳出をもつて償還する。
公團資金の不足、公團の赤字、あるいは事業出資、こういうものがまたこの普通歳入でまかなわれておる、こういう点が一つだと思います。さらに進んで從來市中金融機関及び日本銀行から借入れておりました借入金の返済を、今年度の予算から実施する。すなわち復金に対する出資資金をもつて復金債、市中の償還を行う。あるいは貿易資金の二十三年度の日本銀行借入れ残高を本年度の歳出をもつて償還する。
又復金融資の相当部分を占めておつた公團資金を、將來は全面的に市中資金を活用するように切り換えたということであるのであります又復金債券の市中消化は近時著しく好轉して参りまして、一二月中の平均市中消化率は三八%に達しておるのであるが、今後とも一段の努力を傾注して、通貨面に対する影響を極力抑止する対策を講じたいというのであります。
しかも公團資金を除きまして、復興金融金庫の金がいわゆる流動資金として出ておりますものは、百七十億を超えるほどあるのであります。百七十億も超えるほどの流動資金がありながら、來るべき三箇月間に、たつた四億五千万程度しか回收ができないというのは、いかにしてもわれわれのふに落ちない点であります。
現在いろいろ頂戴した資料によつて見ても、公團資金を除いても運轉資金が百七十億出ている。百七十億も貸して、貸出してから一年も経つているものがあるのに、來るベき四半期には四億くらいしか回收できないということは納得できないのでありまして、この際もう少し努力したならば、來るベき四半期にはどのくらい回收できるかという目標でも立てていただけないか。これらの二点についてお伺いいたします。
復興金融金庫を設立いたしました趣旨は、經濟の復興に必要な資金でありまして、且つ一般の金融機關が融資することの困難な資金のみを供給することにあつたのでありますが、再建途上におきます惡條件によりまして、經濟界の復興金融金庫依存の傾向が逐次顯著となりまして、加うるに昨年六月以降公團資金をも一手に賄うことに相成りましたために、貸出残高は急速に増加いたしまして、これが通貨面に對する影響が強く指摘されるに至つたのであります
復興金融金庫を設立いたしました趣旨は、経済の復興に必要な資金であつて、かつ一般の金融機関が融資することの困難な資金のみを供給することにあつたのでありますが、再建途上におきまする惡條件によりまして、経済界の復金依存の傾向は逐次顯著となり、加うるに昨年六月以降公團資金をも一手に賄うことと相なりましたために、貸出残高は急激に増加いたしまして、これが通貨面に対する影響が、強く指摘せられるに至つたのでございます
その後市中金融機関におきまする資金の増加も、とかく不円滑であり、又一般産業資金の復金に依存することも非常に多くなつたのでありまして、その外に公團資金を復金が一手に賄うというようなことにも相成つたのでありまして、資金の需要が急激に増加いたしたのであります。昨年末貸出残高は、総額が四百四十二億一千万円に達しておるような状況であるのであります。
この間、市中金融機関の資金増加のとかく不円滑になりがちな傾向もありまして、又産業界の復興金融金庫依存の傾向は益々増加いたしまするとともに、各種公團資金を同金庫において一手に賄うことと相成りましたため、金庫の貸出額は急激に増加し、昨年末貸出高は総額四百四十二億一千万円の巨額に達するに至つたのであります。
この間市中金融機関の資金増加の、とかく不円滑になりがちな傾向もあり、産業界の復興金融金庫依存の傾向は、ますます増加するとともに、各種公團資金を同金庫において一手に賄うことと相なりましたため、金庫の貸出額は急激に増加し、昨年末貸出残高は、総額四百四十二億一千万円の巨額に達するに至つた次第であります。
○小坂政府委員 ただいまそのはつきりした統計をここに持ち合わせておりませんが、公團資金として百億近いものをもつておるわけでありまして、それとの見合いでありますが、われわれとしましては、復金はできるだけ復金自身の貸出しを抑えまして、一般の市中銀行の蓄積資金をあてにしていこう、それに對してただ復金は保證していくという形でやつていこうと考えております。
金融機關の融資が、經濟力の集中排除、それと閉鎖機關の懸念等の關係から、相當引締められまして、融資準則のわくが、實は多額に持越されまして、わく内融資ではなくて、わく外融資が殖えまして、實はわく内のわくが持越されまして、生産に支障を來した場合も少くなかつたというようにも傳えられておるのでありますが、公團資金がもつぱら實は復金によつて賄われるようになりましたことと、價格の改訂によりまして、赤字融資の必要が
それから最近公團資金の需要が非常に大きくなつて参りまして、復興金融金庫からこの貸出しを行つておるのでございますが、金融機関からはこの面の貸出しがなくなつて來た、のみならず反対に融資の囘收が行われまして、それらが市中金融機関の方に預金となつておるというような事情もございます。
その次に二枚目の貿易公團資金繰でありますが、これは各四つの貿易公團別にいたしますと、大体扱いの物資別ということに相成るのでありますが、それの九月並に十月の資金繰りの計画を挙げてございます。これが今回御審議をお願いしております、五十億円の借入金の拡張に関する直接の参考資料というわけでございます。 それからその次に一枚刷りで、貿易資金昭和二十一年度末損益状況推定というのがございます。
○國務大臣(水谷長三郎君) 公團の資金問題は、これは單に繊維貿易公團だけでなしに、一般公團資金というものは、非常に今行詰つておるということは御案内の通りでありまして、これは至急経済安定本部その他と相談いたしまして、何とか一刻も早く解決したいと考えております。
金融金庫の貸出等についても、いろいろ御質問があり、いかなる方面に資金を使うか、例えば本年度の計画におきましても、一般産業資金としては三百八十三億で、公團資金に百九十一億というものを見込んでおるようなわけでありまして、これらについていろいろ御質問があつたのであります。
その一番著しい例として、公團資金をどんどん復興金融金庫からもつてくるという考え方が政府當局にあるのであります。御承知のように復興金融金庫は經濟復興を促進するために必要な資金で、他の金融機關等から供給を受けることが困難なものについて供給するということが、復興金融金庫法の第一條に書いてありまして、公團資金をここから出すことは當初は豫定しておらなかつたのであります。
二、公團資金を本金庫資金より融資を受くることは極力避けること。 三、復興金融債券の發行に際しては極力日銀引受の方法を排すること。 以上の條件を付しまして贊成するものであります。
一、公團資金を本金庫資金より融資を受くることは極力これを避けること。 一、復興金融債券の発行に際しては、極力日銀引受の方法を排すること。 以上の三項を附して可決したいと述べられました。次いで、民主党の後藤委員、また自由党の塚出委員、國民協同党の内藤委員、第一議員倶樂部の石原委員より、それぞれ附帶決議をつけて可決することに賛成されました。